テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

まあるい、しあわせ。

2017-02-02 22:13:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 きょうからァ~さろんでゅしょこらッ!」
「がるる!ぐぅるるるがるる!」(←訳:虎です!ショコラのお祭り!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝!《サロン・デュ・ショコラ東京》開催!
 15年目の今年は東京国際フォーラムに会場を移し、
 期間は2月2日から5日までとなりました。
 残念なことに私ネーさ、
 行けそうにないんですけれども(滝涙)、
 時間に余裕のあるショコラマニアさんは楽しんできてくださいね。
 では、凹む心を奮い立たせるべく、
 本日の読書タイムは、こちらの御本に元気を貰っちゃいましょう♪

  



           ―― 猫なんて ――



 編者はキノブックス編集部の皆さん、11月に発行されました。
 『作家と猫をめぐる47話』と副題にありますように、
 ニャンコくんニャンコちゃんを愛してやまない作家さんによる
 エッセイ、回想録、マンガなど、
 47の作品が収録されています。

「にゃんこォ、だァ~いィにんきィ、なのでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:冬は特にね!)

 寒~い冬の夜、
 湯たんぽみたいに温かいニャンコと一緒に眠るのが
 何よりの幸せ……という愛猫家さんもおられるでしょう。

 いえ、あたたかな背中を撫でるのも、
 シッポがふるんふるるんと揺れるのを見ることも――

「めッちゃはッぴィ~♪」
「がるる~♪」(←訳:なごむ~♪)

 でも、横尾忠則さんのお家の、
 もとは捨て猫であったタマちゃんは
 抱かれるのが嫌いです。
 横尾さんとしては、
 もっとタマちゃんを撫で撫でしたい。
 甘えて欲しいんですけど、ねえ。

「にゃんこにもォ、いろいろッ」
「ぐるるがるるる!」(←訳:個性があります!)

 中島らもさんの『実録・らも動物園』に登場するのは、
 ワンコ、ニャンコ、ウサギ、シマリス、
 ヤモリにカエル、サソリ、スッポン、
 肺魚やテトラなど二百匹の魚たち。

 で、その中で。
 らもさんの、いちばんのお気に入りちゃんは、と言うと。

「こたえはァもッちろんッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:ご想像の通り!)

 いずれの作家さんも
 ニャンコたちに注ぐ愛情を
 情感豊かに著しておられるのに比して。

 やや異色なのが、
 水木しげるさんの作品『猫』です。

「このォ、にゃんこたちィ……!」
「ぐるがる??」(←訳:殆ど妖怪??)

 ええ、水木さんの目に映るニャンコたちは、
 きちんとお喋りいたします。
 ブッダさまかニーチェさんか、というくらいの
 壮大なニャンコ哲学に、
 水木御大もたじたじ?

 このネコちゃんたちのルックス(描き方)も、
 とっても水木さんらしくて、
 将来は猫又さんになること間違いなし!

「やぱりィ、みずきィせんせいィはァ~」
「がるぐるがるぅ!」(←訳:凄い御方ですぅ!)

 漫画家さんの作品では、
 長谷川町子さんの『どうぶつ記』も
 ちょっと変わりダネと申せましょうか。

 すごろくに似た、
 ボードゲーム風の画面構成で描かれているのは、
 愛猫&愛犬たちのものがたり。
 
「これはァ、ゆにーくゥ!」
「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:こういうのアリだね!)

 エッセイを読んで、
 漫画で笑ったり泣いたりしながら、
 膝の上でくつろぐニャンコの顎を
 こちょこちょ、っと。

 そんな幸福を味わいたい愛猫家さん&動物好きさんに
 おすすめの《猫本》、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪ 

 
コメント
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