テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《笑》のレジェンド自伝!

2017-02-12 22:07:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ……うむむッ? へんなのがァ、きましたでスゥ!」
「がるる!ぐっるぅがる!」(←訳:虎です!めっちゃ不審!)

 こんにちは、ネーさです。
 バレンタイン商戦で自分への御褒美ショコラを勝ち取ったら、
 さあ、次は読書タイムに専念いたしましょうか。
 本日は、最高に奇妙で最高に愉快な
 こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



     ―― モンティ・パイイソンができるまで ――



 著者はジョン・クリーズさん、
 原著は2014年に、画像の日本語版は2016年12月に発行されました。
 『ジョン・クリーズ自伝』と副題にありますように、
 英国のコメディグループ《モンティ・パイソン》の中心メンバー
 ジョン・クリーズさんの自伝作品です。

「あはァ! のっぽォおじさんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:すこぶる奇怪な!)

 ええ、そうです。
 1969年から英国BBCテレビで放送が始まったコメディ番組
 《モンティ・パイソン》♪

 テレビ番組にとどまらず、
 ライヴ、映画、アルバム、書籍など
 多分野で大人気となった彼ら《パイソンズ》の初期メンバーは

 グレアム・チャップマンさん、
 ジョン・クリーズさん、
 テリー・グレアムさん、
 エリック・アイドルさん、
 テリー・ジョーンズさん、
 マイケル・ペイリンさん、の6人とされています。

 その6人のひとりが
 著者・クリーズさん、という訳ですね。

「ぷふふッ♪ あるきかたがァ~」
「がるぅぐるぅ!」(←訳:がしゃがしゃ!)

 《パイソンズ》のメンバーのうち、
 がしゃがしゃっとした歩き方にはつい笑わせられちゃう、
 という身長196㎝のノッポさんがいたら、
 はい、そのお方がクリーズさんです。

 がしゃがしゃ歩きの紳士(っぽい人物)、
 カツラとガウンの上から目線弁護士(っぽい人物)、
 怒れる独裁者(っぽい人物)
 その他もろもろの“何かヘン”なキャラを
 自在に創出してみせたクリーズさんが、
 どんな少年時代を過ごし、
 
 『ラグビーやマルボロに比べると格段に落ちる』が
 『ちゃんとしたパブリックスクール』(←本人談)

 へと進学し、
 ケンブリッジ大学に入学、
 相棒グレアムことチャップマンさんと
 『喜劇漬け』になってゆく過程、とは……

「けんぶりッじィ~!」
「ぐるーるる!」(←訳:エリートだ!)

 ええ、クリーズさんたち《パイソンズ》の面々は
 エリートと呼ぶに相応しい頭脳&学歴の持ち主さんなのですけど。

 エリート?

 いやいやいや、
 政治家や役人や実業家をやるよりも
 舞台で笑いを取って、
 TVスタジオでバカを演る方がだぁ~い好き♪という方ばかり。

「さもォありなんッ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:それがパイソンズ!)

 御本の第1~2章で語られる少年時代のお話は
 ちょこっと地味目で、
 クリーズさんのファンでない方々は
 挫折しかけてしまうかもしれません。

 でも、第4章のパブリックスクール時代あたりから、
 じわり、じわ~りと
 《パイソンズ》の雰囲気が漂い出してきます。

 そして、笑いこそ我が人生!

 と思い定めた後の各章は――
 
「ぷふふふッ♪」
「ぐるるっ♪」

 の連続!

「そうこなくッちゃァ!」
「がるるー!」(←訳:ブラボー!)

 私ネーさ、残念ながらリアルタイムで
 《モンティ・パイソン》を拝見できた世代ではないのですが、
 映画やDVDで《パイソンズ》の大ファンになった御方に、
 ぜひぜひ、おすすめしたい一冊です。

 なお、本屋さんで探すときは、
 自伝や伝記……ではなくて
 映画関係のコーナーへ行ってみてくださいね~♪
 
 
 
コメント
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