テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 美しき時代の、アートラッシュ ~

2024-05-11 22:03:27 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ううゥッ、ひやけェしちゃうゥ~!」

「がるる!ぐる!がるるるる!」(←訳:虎です!日傘!サングラス!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 陽光眩し過ぎる5月の週末、

 可能な限りのUVケアを心掛けつつ、

 さあ、本日は、読書……をサボって、

 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― ベル・エポック 美しき時代 ――

 

 

 山梨県甲府市の山梨県立美術館にて、

 会期は2024年4月20日~6月16日

 (休館日は、4/22、5/7、5/13、5/20、5/27、6/3、6/10)、

 『PARIS AND LA BELLE ÉPOQUE』と英語題名が、

 『パリに集った芸術家たち 

  ワイズマン&マイケル コレクションを中心に』

 と日本語副題が付されています。

 

「おッ! これはッ」

「ぐるがるぅる!」(←訳:あの黒ニャン!)

  

 出展作品の中には、

 先日ご紹介しました

 中村大地さん著『黒猫の漫画家スタンラン』の表紙となった

 『シャ・ノワール』の別バージョンもありますね。

 こちらは、1896年制作の作品です。

 

 《ベル・エポック》とは、

 19世紀の終わり頃から

 第一次世界大戦が開戦する前までの、

 パリを中心とした華やかな時代と文化を指すものです。

 

 世界中を巻き込む《大戦》という悲劇を人々が知る前の、

 無邪気な”美しい時代”、

 あるいは、

 どこか哀惜を帯びた”麗しのとき”

 と訳したくなるような、

 特別な時代でした。

  

 《ベル・エポック》のパリでは、

 絵画、版画、音楽、文学、演劇、

 バレエ、舞台美術、ファッションデザイン、

 家具や室内装飾など、

 現代の文化の基盤ともいうべき数多の芸術が、

 大輪の、華麗な花を咲かせました。

 

 この展覧会では、

 日本初公開となる

 デイヴィッド・E・ワイズマンさんと

 ジャクリーヌ・E・マイケルさん御夫妻のコレクションが

 展示されます。

 

 山梨方面に旅行を予定している

 アート好きな方々は、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、しゃらら~ん!

   

   『不二家』さんの

   《 LOOK White Lovers 》には

   3種類のホワイトチョコレートが入っています。

   おすすめは、『バニラ香るホワイト』かな?

   「ふわァ~…よいィかおりィ~…」

   「がるるるる~…」(←訳:とろけるね~…)

   ホワイトチョコレートと一緒に

   ノンシュガーの紅茶やコーヒーをしっかり摂って

   熱中症を回避しながら、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

   

   

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~ 止まらぬモフモフ愛 ~

2024-05-10 22:04:50 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はごたえェ~しゃきしゃきィ!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!春の味だね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 知人さんから新鮮なタケノコをいただいたので、

 タケノコ御飯を作ってみました。

 お焦げとタケノコの相性の良さに舌鼓を打ったあとは、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 猫と ――

 

 

 著者は、養老孟司さん、村上由佳さん他、

 単行本(旧題:にゃんこ天国)は2018年に、

 画像の2024年2月に発行されました。

 『ねこのエッセイアンソロジー』と副題が付されています。

 

 収録されているエッセイ33篇の著者さんは、

 養老孟司さんを一番手に、

 伊丹十三さん、池波正太郎さん、内田百閒さん、大佛次郎さん、

 梶井基次郎さん、夏目漱石さん……と、

 猫好きで知られる日本の作家さんたち、ですが。

 

「ぷふふッ!」

「ぐるるるがぅるるる!」(←訳:沸騰するニャンコ愛!)

 

 あふれるニャンコ愛が

 止めようとしても止まらないのは、

 いったいどの作家さんなのだろうか、と考えたとき、

 真っ先にお名前が挙がるのは……

 谷崎潤一郎さん、かもしれません。

 

 何しろ、

 『ねこ』とズバリ題された作品の一行目が、

 

 《動物中で一番の縹緻(きりょう)好しは猫族類でしょうね。

  猫、豹、虎、獅子、みんな美しい》。

 

 いえホントのところはね、谷崎さん、犬も飼っているんです。

 それも、

 

 《今四匹しかいません。

  セパードにグレーハウンドに、エアデルテリヤが二匹、

  近いうちに広東犬が二匹来ます》

 

 なんて言うんですから、

 いったい谷崎家の内部はどうなってたんだ??

 大型犬マニアで猫好き??

 

「だいこんらんッ、でスねェ~」

「がるるぐるがるるるぐる~」(←訳:障子と畳はボロボロかな~)

 

 一方、冷静に……

 いえ、冷静さと情熱の両方を

 小さな猫ちゃんに注ぐのは、村上春樹さん、でしょうか。

 

 村上さんが三鷹に住んでいた学生時代のことでした。

 或る日のアルバイト帰り、

 夜中に道を歩いていたら

 勝手にうしろからにゃあにゃあとついてきて、

 村上さんのアパートに居着いてしまったのは、

 のちにピーターと命名された

 茶色の虎猫ちゃん。

 

 ろくに飯を食べる金もない、

 と村上さんが回想する貧乏時代を

 一人と一匹はなんとか乗り切りました。

 

 しかし、、村上さんの結婚が決まったとき、

 そこには別れが……?

 

「いけませェ~んッ!」

「ぐるるるっるぅがるる!」(←訳:置いていっちゃダメだ!)

 

 谷崎潤一郎さん著『ねこ』(本文160ページ)、

 村上春樹さん著

 『猫のピーターのこと、地震のこと、時は休みなく流れる』

 (本文185ページ)、

 そして、

 全活字マニアさんの涙腺が崩壊する

 夏目漱石さん著『猫の墓』(199ページ)。

 

 佐野洋子さん、徳大寺有恒さん、

 村上由佳さんの作品にも泣かされます。

 ニャンコを愛する活字マニアさんは、

 手許にタオルを用意して、

 ぜひ、完読してくださいね~♪

 

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~ 一期一会の、花の色 ~

2024-05-09 22:04:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わほッ♫ おにいさんたちィがァ~かえッてくるゥ~!」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!嬉しい驚き~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 東京・立川で下界暮らしにいそしむ

 イエスさま&仏陀さまを描く中村光さんのコミック

 『聖☆おにいさん』が長編映画になる!と発表がありました。

 公開日を楽しみに待ちながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの月刊誌を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― SAVVY 2024年 6月号 ――

 

 

 京阪神エルマガジン社さんから現在発売中の

 『SAVVY(サヴィ)』6月号は、

 《花とグリーン》特集号!

 若葉が目に眩しいこの季節のためにあるような、

 花好きさん必携の一冊です。

 

「ふむむゥ、これがァ~さいしんりゅうこうゥ……!」

「ぐぅっるがるるる!」(←訳:チェックしないと!)

 

 園芸――

 それは、のんびり、ゆったり……しているように見えて、

 実は、ものすっごいスピードで進化している世界。

 

 今までなかった色や

 新しい形が出現し、

 古いものが突如リバイバルしたり、

 予想もしていなかったヒットがあったり、

 かといえば、

 地味に長く売れ続けるものもあったり、

 世界をアッと言わせる発見があったり。

 

「そういえばァ、ちがッてまスね~?」

「がーるるる!」(←訳:ブーケの形!)

 

 以前は、まぁるいコロンとした形状の花束が

 パリっぽくてオシャレだわ、という風潮がありました。

 現在は、形は二の次で、

 アート度のセンスが追求されている、ように見えますね。

 

 京阪神の最前線をゆく花屋さんが創るブーケには、

 シンビジューム、コットンブッシュ、

 スカビオサ、カーネーションに似たチューリップ……と

 様々な花たちが組み合わされています。

 

 そして、そこには

 見逃せない流行というものもあって。

 

 《くすみカラー》

 

 ↑これが、近年の流行だそうですよ。

 

「くすみィ??」

「ぐ~るるるるるがる!」(←訳:あ~わかる気がする!)

 

 アパレルやコスメと全く同じ《くすみカラー》が、

 ここ数年、日本では大人気となっていて、

 ことに、新種のバラの発表会では

 くすんだ色合いの花が目立つと報じられています。

 

 この『SAVVY 6月号』でも、

 42~43ページにかけて

 バラを紹介するページがあるのですが、

 いますねえ、《くすみカラー》のバラさん!

 

「ひゃあッ! かわいいィ~!」

「がるっるぐるるる~…!」(←訳:薔薇っていいなあ~…!)

 

 ブーケやバラ、多肉植物、盆栽のいろは、

 植物園、フラワーショップのスイーツ、

 はなとみどりのお悩み相談室、と

 読み手を《はなとグリーン》の世界へ誘う『SAVVY 6月号』は、

 初心者さんにも分かりやすい内容です。

 

 なお、『SAVVY』は関西圏を中心に販売されている月刊誌です。

 関西以外でも、大手書店さんでは扱っていることもありますので、

 お店で見かけたら、ぜひ、手に取ってみてくださいね♪

 

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~ 真っ黒くろで、尻尾はくるり ~

2024-05-08 22:03:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 くんくんくんッ! よいィ~かほりィ~!」

「がるる!ぐぅるるるがる?」(←訳:虎です!ジャスミンかな?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 各地でバラまつりが開催され、

 あやめ、ジャスミン、シャクナゲ、百合も見頃な5月……

 ですが、本日の読書タイムは、

 真っ黒くろクロなあの子の御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 黒猫の漫画家 スタンラン ――

 

 

 著者は中村大地(なかむら・だいち)さん、

 2024年2月に発行されました。

 『Steinlen』と仏語題名が付されています。

 

「ごろにゃんッ!」

「ぐぅるるがる!」(←訳:ニャンコだね!)

 

 猫、それも黒猫――

 御本の表紙でポーズしている黒ニャンコちゃんの、

 すばらしく印象的な艶姿に、

 あら、この子、見たことあるわ!

 と記憶を探る愛猫家さんも多いことでしょう。

 この黒ニャンコちゃんを描いたのは、

 

 テオフィル=アレクサンドル・スタンランさん。

 

 1859年、スイスのローザンヌに生まれたスタンランさんは、

 ベル・エポックきっての《猫の画家》でした。

 

「だいひょうゥさくはァ~」

「がる!」(←訳:黒猫!)

 

 表紙の黒ニャンちゃんは、

 『シャノワール一座の巡業 Tournée du Chat Noir 』(1896)

 というリトグラフ作品の図像をトリミングしたものです。

 

 パリのキャバレー『シャノワール』一座の最後の巡業のため

 制作されたこのポスターは、

 スタンランさんの代表作となり、

 さらにはアール・ヌーヴォーのポスター芸術を象徴する傑作として

 現代でも高く評価されています。

 

 そして、スタンランさんの黒ニャンちゃんは、

 『シャノワール』座だけでなく、

 『Bande dessinée muette バンド・デシネ・ミュエット』と呼ばれる

 漫画の中でも大活躍!

 

「けんかィしたりィ~」

「ぐるるがっるる~」(←訳:金魚を狙ったり~)

「とびはねたりィ~」

 

 セリフや効果音などは描かれていない、

 サイレント漫画の数々は、

 猫を脇役ではなく主人公として描いた

 画期的な作品でした。

 

 日本人である私たちには、

 北斎漫画っぽいわ~と思えたりしますが、

 当時はジャポニスムの大流行期で、

 スタンランさんも日本美術を研究していたんですね。

 

「ほかにもォ~いるのでスゥ!」

「がるるるぐるがる!」(←訳:猫好きな画家さん!)

 

 この御本では、

 『猫を描いたアール・ヌーヴォーの画家たち』として、

 アルフォンス・ミュシャさん、

 ロートレックさん、ジュール・シェレさん、

 エドゥアール・マネさんたちの作品も収録されています。

 

 私ネーさが推したいのは、ミュシャさんの猫。

 逆毛を立てて怒っていて、尻尾はカギ型!

 実に良い猫っぷりですわねえ。

 

「いまもォ、いますよゥ!」

「ぐるるるがぅるる!」(←訳:こういうニャンコ!)

 

 猫たちをこよなく愛した《猫の画家》。

 のちに、社会問題をテーマとする作品に挑むも、

 1923年に没し、

 ”第2の故郷”パリ、モンマルトルの

 サン・ヴァンサン墓地に眠るスタンランさん。

 

 スタンランさんの日本での初めての画集は、

 黒も白も灰色も茶も三毛も虎縞も大々好きな愛猫家さんに、

 ベルエポックのアートが好きな方々にもおすすめです。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 都市に咲く庭 ~

2024-05-07 22:04:41 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ほほゥ! しぶくてェ~かッこいいィ!」

「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!声も良いよね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマでは平安貴族を演じた俳優・玉置玲央さんが、一転、

 今期のEテレ『100分de名著』ではスーツ姿も凛々しく

 トーマス・マンさん著『魔の山』を朗読していますよ。

 ドイツ文学好きな方々はEテレをチェックしてくださいね。

 では、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 美術でよみとく京都の庭園 ――

 

 

 著者は布施英利(ふせ・ひでと)さん、

 2024年2月に発行されました。

 

 京都――私たちを魅了してやまない、

 いえ、世界中の旅行者さんたちが憧憬する

 比類なき古都、ですね。

 

 ただ、その愛すべき都は、

 現在、とんでもないことになっちゃってる様子で。

 

「だいこんざつゥ!」

「ぐるるるるるるがる!」(←訳:どこもかしこも行列!)

 

 もともと人気が高かったのに加えて、

 コロナ禍後の旅行熱、

 桜が咲くトップシーズンと円安が重なり、

 京都はもちろん、

 ”小京都”と呼ばれる金沢や鎌倉まで、

 人、人、人……のオーバーツーリズム。

 

 ため息しつつも、考えてしまいます。

 京都の何が、かくも人を惹きつけるのか。

 どこに、魅力があるのか。

 

「こたえのォ、ひとつがァ~」

「がるっ!」(←訳:これっ!)

 

 京都の庭園。

 

 著者・布施さんは、本文を、

 

 i 『京の庭園を”耳”で味わう』

   ii 『モダンの庭』

  iii 『思想の庭』

  iv 『月に庭であり、宇宙の庭 桂離宮』

  v  『悟りの感覚を空間で体現する 龍安寺』

  vi 『京都の庭園から現代アートへ』

 

 と6つのパートに分けて、

 京都の庭園を探ってゆきます。

 

 中でも、

 ii 『モダンの庭』では

 昭和の作庭家として名高い重森三玲(しげもり・みれい)さん、

 iii 『思想の庭』では

 鎌倉~室町時代の僧侶・夢窓礎石(むそう・そせき)さんが

 大きく取り上げられています。

 

 重森三玲さん(1896~1975)は、

 京都のガイドブックの寺院紹介コーナーには必ず登場するような

 超有名ガーデンデザイナーさんなんですけど、

 三玲というお名前の由来が、

 フランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーさんの名にあった、

 とは知りませんでした。

 

 重森さん、

 出生時の名は計夫(かずお)だったのを、

 御自分で三玲(みれい)と改名したのだそうです。

 

 画家を志望していた10代の頃から

 実家のお庭に枯山水庭園を作ったり、

 茶室の設計もしていた、といいますから、

 40歳を過ぎて作庭家デビューするまでの長い間、

 知識と技術を蓄積していたんでしょうね。

 

「そこからはァ~ほんりょうゥはっきィ!」

「ぐるるがるる!」(←訳:作庭の大家に!)

 

 夢窓疎石さんたちの“哲学”の庭から、

 桂離宮の”月を観る庭”、

 重森さんのモダンな庭、

 イサム・ノグチさんたち現代アートの旗手が造る

 ”いま“の庭へ。

 

 図版資料も豊富な一冊は、

 京都の庭園を愛する方々におすすめですよ。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

  

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~ いま最高にキラキラの! ~

2024-05-06 22:04:44 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はわわゥ~…さらばァ、れんきゅうゥ~…」

「がるる!ぐるっるぅるるるぅ~…」(←訳:虎です!終わっちゃうのかぁ~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大型連休も今日5月6日が最終日となって、

 ちょっぴり物悲しい気分に……なりかけた時は、

 さあ、読書タイムで元気をチャージ!

 本日は、いま大人気!なこちらの御本をどうぞ~♪

  

 

 

         ―― 成瀬は信じた道をいく ――

 

 

 著者は宮島未奈(みやじま・みな)さん、

 2024年1月に発行されました。

 めでたくも2024年の本屋大賞を受賞した

 『成瀬は天下を取りにいく』に続く《成瀬》シリーズ第2作は、

 現在、書店さんで目立ちまくり中!

 

「ぜぜからッ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:膳所から世界へ!)

 

 成瀬(なるせ)こと成瀬あかり さん、17歳。

 

 親友の、島崎(しまざき)こと島崎みゆきさんとともに、

 《ゼゼカラ》というコンビを組み、

 漫才の舞台で、

 あるいはイベントの司会で、

 膳所から世界へ!

 と叫ぶ活動もすっかり根付き、

 地元の小学生の女の子たちにまで

 成瀬さんの名が浸透してきましたよ。

 

「このたびはァ、なんとッ!」

「がるるぐーるる!」(←訳:研究のテーマに!)

 

 研究対象にされることを厭わず、

 小学生の素朴な、かつ物事の核心をつく質問に答え、

 失くしたお財布の捜索に付き合い、

 悩みごとの相談にも乗ったりと、

 《ゼゼカラ》の新境地?を描く

 『ときめきっ子タイム』、

 そして

 『成瀬慶彦の憂鬱』

 『やめたいクレーマー』

 『コンビーフはうまい』

 『探さないでください』

 

 と短編5作品で構成されるこの御本で、

 さり気なく、しかし最も衝撃的なのは、

 『コンビーフはうまい』

 でしょうか。

 

 物語は、なんと、

 びわ湖大津観光大使選考会の場から始まります。

 

「かんこうゥたいしィ~?」

「ぐるがぅるる?」(←訳:冗談じゃなく?)

 

 冗談どころか、成瀬さんは、いえ、

 選考会に参加した女性たちは、皆さん本気です。

 

 親御さんに勧められて、

 マスコミ業界への足がかりにしたくて等々、

 理由はそれぞれながら、

 本気で観光大使になりたくてこの場にいる……

 んですけれど。

 

 観光大使といえば、

 いわゆる“ミスなんとか”系統の称号であって、

 もしも選ばれたなら、

 毎日ずっと朝から晩まで笑顔笑顔また笑顔、

 にっこり笑顔で地名をアピールし、

 特産品や観光地や名物名産を連呼しては笑顔、

 という難行を、

 就任期間中ず~っとやらなくちゃいけないわけで。

 

 それ、向いてるのかしら?

 成瀬ちゃんに?

 

「むむむむゥ~…!」

「がるるぐっるるる……!」(←訳:心配になってきた……!)

 

 成瀬さんと観光大使……

 いったいどう結びつけたらいいものやら、

 困惑ははてしなく。

 とはいえ、

 やると決めた以上、全力でエールを送りましょ、成瀬ちゃんに。

 

「がんばれェ~!」

「ぐっるるっる!」(←訳:グッドラック!)

 

 保護者目線でハラハラしつつも、

 読み進めずにはいられない『コンビーフはうまい』、

 成瀬さんって何者?

 と首を傾げる《成瀬》シリーズ初心者さんも、

 まずはトライしてみてくださいね。

 

 書店さんの店頭に輝く

 ざしきわらし さんによる表紙装画にを目印に、

 成瀬(&島崎!)ワールドへ、

 皆さまも、ぜひ~♪

 

 

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~ 100年越しの、涼風を ~

2024-05-05 22:03:00 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 えあこんッ、すいッちィ~おんッ!」

「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!涼風歓迎~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日5月5日《こどもの日》の気温は、ほぼ猛暑?

 ではアイスクリームとジェラートとアイスティーを用意して、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、暑さに対抗すべく、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ロンドン幽霊譚傑作集 ――

 

 

 編者は夏来健次(なつき・けんじ)さん、

 2024年2月に発行されました。

 『Mrs.Zant and the Ghost and Other Twelve Victorian Ghost Londoners』

 と英語題名が付されています。

 

「はやくもォ、とうじょうゥ~でスかッ」

「ぐるがるる・ぐる!」(←訳:夏の風物詩・怪談!)

 

 いわゆる《怪談》にもさまざまなジャンルがあるようですが、

 この御本に収録されている13篇に共通するのは、

 《ロンドンの幽霊》。

 

 日本と英国は

 幽霊に関する伝承や民話が他国に比べてとても多い、

 といわれていて、

 ましてや、首都であるロンドンでなら。

 

「いしをォ、なげればァ~」

「がるるぐるるがる!」(←訳:幽霊に当たるかも!)

 

 時代はヴィクトリア朝――

 1837年から1901年の、

 数多の発明が為され、

 蒸気機関が膨大なエネルギーを生み出し、

 新旧大陸間の行き来は容易になって、

 ガス燈が街を明るく照らす、

 人々の平均寿命も確実に延びてゆく時代です。

 

 しかし同時に、

 ガス燈の光が届かない影の領域も

 確固と存在した時代でもあって。

 

「まだまだァ、ふかいィ~のでスゥ!」

「ぐるがるる!」(←訳:闇の気配が!)

 

 そんな“闇のものがたり”13篇の著者さんは、

 おもにヴィクトリア朝に活躍した方々で、

 現代の日本では作品に接する機会はあまり有りません。

 ただ、

 

 『月長石』『白衣の女』他ミステリ作品で知られる

 ウィルキー・コリンズさんと、

 児童文学『砂の妖精』『アーデン城の宝物』の作者

 イーディス・ネスビットさん。

 

 の御二方は例外でしょうか。

 

「おおおォ!」

「がるぐる~!」(←訳:砂の妖精~!)

 

 あのネスビットさんが、

 いまなお愛される児童文学作家さんが書いた《幽霊譚》とは――

 

 それは、大都市で

 夢も志も失ってしまった一人の青年の物語。

 

    ロンドンに暮らす《わたし》は、

    文筆家を目指しながらも認められず、

    いまは雑誌や新聞の小さな記事の注文を受けて、

    どうにかやりくりしている身。

 

    それがなんと、

    伯母が亡くなり、

    年間500ポンドの定期収入と

    チェルシー地区にある邸(やしき)を

    遺してくれた……!

 

    嬉しくなった《わたし》は、

    伯母の喪が明けぬうちに

    チェルシーの邸へ移り住むも、

    ……おや? これは?

 

「どうしたのでスかァ?」

「ぐるがるる?」(←訳:何か事件が?)

 

    暖炉の上にかかっているのは、

    黒い額に収められた版画。

    この額縁を見た記憶がない《わたし》は

    不思議に思います。

    伯母は、これをどこから……?

    この額には、元はどんな絵が収めてあったのだろう……?

 

「むむゥ、こうきしんッでスねッ」

「がるるぐるるるるるぅ~!」(←訳:それが危ないんだよぅ~!)

 

    答えを求めて、

    《わたし》の足は屋根裏部屋へ。

    そこで見つけたのは―― 

 

 科学黎明期を背景にした、

 “見えないもの””存在しないもの”たちの、

 足掻きと、屈折。

 

 イーディス・ネスビットさん(1858~1924)著

 『黒檀の額縁』

 (英語原題『The Ebony Frame』1891)は、

 『砂の妖精』ファンの方々に激推しですよ。

 

 もちろん、他12作品も

 英文学好きな活字マニアさんにおすすめの、

 楽しく読める傑作ばかりです。

 ぜひ、ロンドンからの涼風を、

 じんわり、ゆっくり、ご堪能くださいね~♪

 

 

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~ 夢の茶道具、夢のコレクション ~

2024-05-04 22:04:43 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おほんッ! きょうはァ~きねんびィでスよゥ~!」

「がるる!ぐるがるるぐるるるる!」(←訳:虎です!あの名作を記念する日!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『MAY THE 4TH BE WITH YOU』ということで、

 今日5月4日は《STAR WARS DAY》!

 惑星タトゥイーンの朝陽に想い馳せながら、

 さあ、本日は読書……をやっぱりサボって、

 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 茶の湯の美学 ――

 

 

 東京・中央区日本橋の三井記念美術館にて、

 会期は2024年4月18日~6月16日

 (月曜休館、ただし4/29と5/6は開館し、5/7は休館)、

 『Chanoyu Aesthetics』と英語題名が、

 『利休・織部・遠州の茶道具』と日本語副題が付されています。

 

「わおゥ! これッてェ~…!」

「ぐるがる!」(←訳:利休さん!)

  

 ええ、前回記事のゴジラくんから打って変わって、

 今回ご紹介いたしますのは、

 《茶の湯》をテーマとする展覧会です。

 

 出展作品は、

 千利休さんが所有した

 長次郎さん作『黒楽茶碗(銘俊寛)』(重要文化財)、

 古田織部さんが所有したと伝えられる

 『大井戸茶碗(銘須弥/別銘十文字)』、

 小堀遠州さん所有の『高取面取茶碗』、

 そして

 国宝の『志野茶碗』に加えて、

 利休さん作の茶杓(銘ホトトギス)も……!

  

「まだまだァ、ありまスゥ!」

「がるるぐるる!」(←訳:これも大注目!)

 

 ”へうげもの”こと古田織部さんの《破格の美》、

 ”テクノクラート作事奉行”こと小堀遠州さんの《綺麗さび》。

 新旧の茶道研究を踏まえたうえで、

 偉大なふたりの茶人の美意識を考察する……だけでなく。

  

 利休さんが師と仰いだ

 村田珠光(むらた・しゅこう)さん所有の茶碗、

 北向道陳(きたむき・どうちん)さん作の茶杓、

 武野紹鷗(たけの・じょうおう)さん直筆の書状も

 展示されますよ。

 

「ふむふむッ、おてがみのォないようゥはァ~…」

「ぐるがるる??」(←訳:鯉の食べ方??)

 

 三井家から美術館に寄贈された数々の名品は、

 お茶を学ぶ方々にとっては、

 文字通り《夢のコレクション》でしょうか。

 

 歴史好きな活字マニアさんに、

 日本美術好きな方々にもおすすめの展覧会です。

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいな♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃん!

   

   『明治』さんの

   《THE Chocolate フローラルカカオ》は

   私ネーさの大好きなショコラなんです、けれど……

   毎日の平均気温が上がるにつれ、

   お店からチョコ物件が消えてゆくのは

   仕方ないこととはいえ、ちょっぴり寂しいものです。

   「せめてェ、いまのうちにィ~!」

   「がるるるっ!」(←訳:ぱくぱくっ!)

   皆さま、どうか暑さに充分注意して、

   連休後半を穏やか&健やかにお過ごしくださいね~♪

 

 

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~ 轟くは、破壊の水音 ~

2024-05-03 22:04:05 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうからァれんきゅうゥ~こうはんせんッでスゥ~!」

「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!最高の晴天だよ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 GWはこうでなくちゃね!な青空が広がり、

 絶好のお散歩日和な本日は、

 さあ、読書……をサボって、

 ↓こちらの映画レビューを、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― ゴジラ -1.0 ――

 

 

 監督・脚本は山崎貴(やまざき・たかし)さん、

 2023年11月3日に公開されました。

 上映時間は125分、

 現在はモノクロ版の『ゴジラ -1.0/C』も製作公開されています。

  

「ごじィ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:とうとう来たね!)

 

 今日5月3日からアマゾンプライムにて配信開始!

 ですので、さっそく視聴してみました。

 では、まだ御覧になっていない方々のために、

 出来るだけネタバレしないよう注意しつつ、

 感想をお喋りしてみましょうか。

 

「あッというまァ、でしたでス!」

「がるるっるる!」(←訳:楽しかったね!)

 

 アカデミー賞を受賞した特殊効果、

 山崎監督の手になる練りに練られた脚本、

 S・スピルバーグ監督の『JAWS』をはじめ、

 数々の名作映画のテンポとリズムを取り込んで、

 エンタメに徹した造り等々、

 既に多くの映画マニアさんが『ゴジラ マイナスワン』の

 素晴らしさを論じていますが。

 

 私ネーさ、何よりも、ゴジラくんの

 ”泳ぎの上手さ”に惚れ惚れしてしまって。

 

「ふァいッ! じょうずゥ~でしたでス!」

「ぐるっるる!」(←訳:速かったし!)

 

 さながら、若きダーウィンさんを魅了した

 ガラパゴス島のイグアナのような、無駄のない、巧みな泳ぎ。

 これはつまり、ゴジラくんが

 《海から来る脅威》

 であることを示唆しているのかなぁ、と。

 

 モスラちゃんやラドンくんたちは、

 《遠方から飛来する脅威》や

 《地から湧く脅威》

 だったりする訳ですけれど、

 海からやって来て日本を破壊するゴジラくんは

 台風や津波のような自然災害、

 或いは大陸からの侵略船団の暗喩(メタファー)……

 

 海に囲まれているこの国は、

 何をどうしようと逃れられない、

 俺の上陸を止められないんだ――

 ゴジラくんの高笑いが聞こえるような気がしましたよ。

 

「それにィしたッてェ!」

「がるぐる~!」(←訳:壊しすぎ~!)

 

 ええ、毎度のことながら

 ゴジラくん、壊しまくってましたね。

 特に銀座での壊しっぷりは惨たらしくて、

 何かヒトに言えない恨みでもあったのかしら……

 和光さんのビルなんてもう、ぐしゃぐしゃだったわよ?

 

「ほんとにィ、もうッ!」

「ぐるるがるるるぐるるるる!」(←訳:直すのタイヘンなんだから!)

 

 山崎監督による《ゴジラの物語》は、

 これで終わりなのか?

 続編があるのか?

 あるとしたら、そこでは……

 

 などと話題に事欠かない『ゴジラ -1.0』、

 アマゾンプライムに加入している御方は、

 ぜひ、見逃さないでくださいね。

 音響&画質を追求したい!という方々には、

 発売されたばかりのblu-ray(豪華特典付き!)や

 4K UHD版がおすすめですよ~♪

 

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~ 超大国の、王座の横で ~

2024-05-02 22:03:50 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふうッ!ようやくゥ~おいつきましたでス!」

「がるる!ぐるがぅ~る!」(←訳:虎です!寅子さぁ~ん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 乗り遅れていた朝ドラ『虎に翼』の進行にやっと追いつき、

 今週は法廷での対決にハラハラ……!

 寅子さんとファミリーに声援を送りつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― マルガリータ王女の肖像 ――

 

 

 著者は柳澤一博(やなぎさわ・かずひろ)さん、

 2024年1月に発行されました。

 『Margarita Teresa de España』とスペイン語題名が、

 『宮廷画家ベラスケスの栄光とスペイン・ハプスブルク家の没落』

 と日本語副題が付されています。

 

 ベラスケスさん――

 本名:ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケスさんは、

 1599年スペイン帝国のセビーリャに生まれ、

 1660年マドリッドにて没……。

 

 ベラスケスさんを《画家の中の画家》と称賛したのは

 19世紀の画家エドゥアール・マネさんでしたが、

 現代でもその評価は全く変わっていませんね。

 

「ふァいッ! だいにんきィでスよゥ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:美術館の大看板!)

 

 アート系ノンフィクションの主題として

 最も頻繁に取り上げられるのが

 センセーショナルな人生を送った

 イタリア人画家カラヴァッジョさんだとするならば、

 その双璧ともいうべき存在は、

 ベラスケスさんでしょうか。

 

 ベラスケスさんの出自に関しては、

 諸説あって判然としないものの、

 セビーリャで画家パチェーコさんの工房に弟子入りした頃から

 ベラスケスさんの行動と目標は次第に明らかになってゆきます。

 

 国王の肖像画を描く。

 

「わァおッ!」

「がるっ!」(←訳:すごっ!)

 

 1922年、ベラスケスさん23歳。

 王都マドリードに赴くも、

 この時はまだ、肖像画制作は許されませんでした。

 

 一年を経て、ベラスケスさん24歳。

 ようやっとスペイン国王フェリペ4世に拝謁がかない、

 ベラスケスさんは肖像画を描くことになりました。

 幸運にも、

 仕上がった肖像画を気に入ったフェリペ4世は、

 宮廷画家に任命されます。

 

「やりましたでスゥ!」

「ぐるがる!」(←訳:船出だあ!)

 

 宮廷画家ベラスケスさん爆誕!

 ……を大いに祝福したいところなんですけれども、

 実はこれ、大変な、あまりに大変なお仕事でした。

 

 著者・柳沢さんは鋭く指摘しています。

 当時のスペイン――

 スペイン・ハプスブルク家が統べる王国は、

 現在とは桁違いの大国、いえ、”超大国”。

 広大な領土と、

 新大陸から得る莫大な富、

 貿易国家としても巨大で、

 当時のスペインの通貨は国際基軸通貨であった、と。

 

 かくも特殊な国で、

 政治に無縁でいられるはずはなく、

 事実上”王の片腕”となって東奔西走し、

 それでも、

 ベラスケスさんは画布に向かうことを止めません。

 

 王と王妃の姿。

 小さな王女が育ってゆく姿。

 宗教画。

 王宮に出入りする人びと。

 彼らを、描ききる。

 写し取る。

 

 数年間のイタリア滞在を除いて、

 ベラスケスさんは最後まで

 スペイン宮廷に生きました。

 

「もッとォ、ながいきィしてほしかッたでスゥ……」

「がるるるるる……!」(←訳:惜しまれます……!)

 

 現代に暮らす私たちからは想像するのも難しい

 往時の超大国スペイン。

 王と王国のために生命を燃やし尽くした

 ひとりの画家さんの生涯を、

 マルガリータ王女の肖像画を軸に描写する

 ノンフィクション作品は、

 アート好きな活字マニアに激おすすめですよ。

 

 なんでイタリアから帰ってきちゃったんだベラスケスさん、

 そのまま住み続ければよかったのに~!

 なんてちょっぴり思ったりしながら(個人の感想です)、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪ 

 

 

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