千葉にお住まいの梅崎英行氏が、論文の写しを送って下さる。
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歌曲集「わがうた」の源流を探る
―北山冬一郎の生涯、そして二つの詩集、
「風の中の歌」と「祝婚歌」をもとに―
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ざっと読んでみて、わたしは労作だと思う。
資料編含めると54ページになる。
ページ数はたいしたことないと思われるかもしれないが、一つ一つの記述の内容が大変なの
です。
みんな裏付けを取らねばならない。わたしが書くもののように面白おかしく書いていいわけで
はないのだから。
梅崎氏は音楽家です。
バリトン歌手でもある声楽家です。
論文は、前半で北山冬一郎という人間について論考し、後半で、それに基づく、詩から、團伊
久磨の作曲の意図などへ言及する。…。
などと私が解説するより、氏の論文の序論の冒頭を紹介しましょう。
というわけで、学術性の高いものです。
後半には楽譜もたくさん取り入れられている。
内容は、「よく調べておられる」と言うほかない。
長い時間をかけて、調査をされたのだ。地味な仕事です。偉いですねえ。
わたしなんぞは、宮翁さんの言葉の端にひっかかって、興味半分で北山冬一郎について調べ
て書き出したのですが、論文ともなると、汗を伴うものなのですね。
幻の詩人とされてきた北山冬一郎のことがこれで大分明らかになったわけで、今後の研究者
のためにもなるでしょう。
その一端にわたしも少しは関与できたということで、うれしいことでした。
梅崎氏は、これからも北山のことについては研究を進めたいとおっしゃっています。
氏も、北山冬一郎という、いかにも人間臭い詩人に魅かれるものを感じられたにちがいあり
ません。
北山冬一朗については『触媒のうた』(神戸新聞総合出版センター)に詳しく書きました。>
年賀状作り始めました。
今日まで手をつけてなくて多少焦り気味でした。
年末までに書かなくてはならない原稿も残してますし、エライことです。
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将棋会、大人の部の忘年会でした。
食事会のあと、紅白に別れてのリレー将棋などで楽しみました。
これで、今年わたしが出かけて行く用事はお終いになりました。
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明日24日(金)の「輪」のおすすめ定食は、
「手づくりハンバーグ」の予定です。
よろしくお願いいたします。