やっぱりブルーグラスはいいなあ。
9月8日の「ブルーグラス・ランブル Vol.149」から
「喫茶・輪」は長らくお休みを頂いておりますが、明日12日(木)は臨時に営業いたします。
午後2時ごろまで開いてますのでよろしく。
明後日からはまたお休みを頂きます。
三木市の井口幻太郎さんから詩集『奇妙な商売』をお贈り頂いた。
きれいな表紙だ。
この絵は、今年3月にお亡くなりになられた石田安夫さんの遺作だという。
井口さんとはどんな関係の人なのだろう。きっと心に留めておきたいお人なのだろう。
いいですねえ、こうして出される本に思い出を刻印するというのも。
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今日も大阪のkohたちの所へ出掛けた。で、この本を携えて行った。
わたしが読んでいると、kohが「読んで」という。
声を出して読んでくれというのだ。
子どもに解るものではないと思ったのだが、次の詩を読んでやった。
すると受けてしまった。声を出して笑ったのだ。
で、その後も続けて読めという。
なので、わたしは朗読を続けた。
kohがしっかり解るわけはないのだが、やめようとすると読んでくれと言う。
仕方なくほとんどの詩を朗読した。
贈呈された詩集を全部朗読するなんてことはないのだが、今回初めてそんなことになった。
小学2年の子どもに理解できる内容ではないが、使われている言葉はそれほど難しいものではない。しかも、暗喩は別として、いくらかは理解できる内容だ。だからといってレベルが低いわけではない。読む者に考えさせる詩集でもある。
市井に生きる庶民の哀歓やユーモアがにじんでいて心を打つ。
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幻太郎さんの詩を初めて読んだのは、もう30年ほども昔だ。
新聞に紹介されていた猫(犬?)をモチーフにした詩だった。
ところがそれからかなりの月日を経過して、神戸新聞の読者文芸欄にそっくりの詩が特選で出たことがあった。投稿者は別人である。ちょっと変えただけだった。盗作と言っていいような。それが幻太郎さんのお名前を意識した最初だった。
後に、『野の鈴』という詩集をお贈り頂いたことがあったが、今回はそれ以来である。
その間にも何冊かの詩集を出されているようだが、久しぶりにお贈り頂いた。
ありがとうございました。楽しませて頂きました。
因みにわたし、井口さんとはお会いしたことがない…、と思う。