今日、ある用事で鳴尾地域の役員さんとお会いした。
その折、お会いした用件とは関係ないのだが、このような冊子を戴いた。
パラパラと読んでみたが、興味を呼ぶ話が載っている。
特にわたしは、文学関連のもの。
これまで遍く知られている『零からの栄光』(城山三郎)や、稲垣足穂や佐藤愛子さんや宮本輝さんの小説は別にして、週刊誌などに載った随筆が面白い。
例えば志賀直哉が「婦人の友」に書いた「甲子園」などはわたしは初めてお目にかかる。あの中京対明石の記録に残る延長戦を見たというのだ。また、森繁久弥だが、彼はいろんなところに西宮にまつわる話を書いているが、ここに載っている「週刊朝日」に書いたという「もう一度逢いたい―少年の恋」という話は実に際どく面白い。
他にも興味を呼ぶ話が載っている。しばらく楽しめる。