喫茶 輪

コーヒーカップの耳

生前名人?

2016-09-16 19:15:44 | 将棋
“生前名人”のI君をうちに呼んで個人レッスン。
彼は何度もいうが小学一年生。まだ7歳だ。
これまで駒落ちばかり指してきたが、一度試しに平手を指してみた。
驚いた。
まったく平手の定跡らしきものを知らないのだ。
これまでちゃんとした指導を本当に受けたことがない証拠。
まっさらというわけだ。
それで5年も6年もやってきている中学生に平手で勝ってしまう。
我流でやっているということ。
こんなに魅力ある子には本当に初めて。
今日の二枚落ち戦から。

終盤ですが向こう側がI君。
もうここでは向こうに詰めろがかかっていて、手前のわたしの勝ちになっていますが、2五の桂馬に注目。
これは先に2一から1三に跳ねてきたもの
そして今、2五に指したのだ。
1三に跳ねた時には、次にきっと2五に金を来るためとわたしは思っていた。
普通の子はそうする。
しかし彼は、2五桂馬だった。
これは次に3五金打ち。あるいは3七銀成らずを見ている。
将棋、超初心者がこんな手を指せますか?
末恐ろしい子だ。
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名人だった?

2016-09-16 07:50:46 | 将棋
昨夜は夏休みが終わってから3回目の用海公民館での将棋教室でした。
ところが一学期以来まだ出席してない子がいました。
今日、久しぶりにやってきた、senaちゃん。小学校2年生のかわいい女の子。わたしの隣の席にちょこんと座る。
「なんで今日まで来なかった?」と聞くと
「夏休みの間に将棋のことを忘れていた」と。
「え?今村さんのことも忘れてたん?」
「いや、今村さんのことは覚えてたよ」だと。
そんなわけないやろ。調子のいい子だ。
でもかわいい。

話変わって、I君のこと。
もう5年も6年もこの教室に来ている子に勝ってしまう一年生。
負ける子がショックを受けないように「この子は前世でやってた子やから。生れてくる前にやってたんや。そやから特別」とハッキリ言っておく(本人が天狗にならないように、わたしはきっちり彼に勝っておくが。但し、今のところ。そのうちわたしも負けるだろう)。
昨夜は中学生にも平手で勝っていた。
すると、I君を迎えに来られたI君のお母さんに、5年生のHが話しかける。
「この子、名人やったん?」と。
お母さん、「そんなことないと思う」と。
しかし、わたしも彼は前世で名人だったのではないかと思わないこともない。
昨夜も指導将棋で、わたしがまったく予期しないような手を指した。
それはこちらがすぐに駄目になる手ではないが、次に厳しい手だった。
そんな手をパッと指してくる感覚が異質だ。
今日、午後、うちへやって来る。個人レッスンしてやることになっている。
さて、いつまでわたしが指導できるか?
コメント (2)
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