柳人の中野さんからお借りしている本です。
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『鶴彬句集』(岡田一と編・和川柳社・1987年)。
鶴彬は戦前、昭和13年に獄中死した反戦川柳人。
「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の川柳で有名。
獄中死ということだが、真相は?。
この句集には激しい抵抗の句が並んでいるが、そんな中にも普遍的な句も混ざっている。
「蝉鳴くは夏のおのれの肯定か」
「偶然と日本の国に生れ出で」
「骨を噛む子猫の牙がふと怯ゆ」
など、深い句がある。
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『鶴彬句集』(岡田一と編・和川柳社・1987年)。
鶴彬は戦前、昭和13年に獄中死した反戦川柳人。
「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の川柳で有名。
獄中死ということだが、真相は?。
この句集には激しい抵抗の句が並んでいるが、そんな中にも普遍的な句も混ざっている。
「蝉鳴くは夏のおのれの肯定か」
「偶然と日本の国に生れ出で」
「骨を噛む子猫の牙がふと怯ゆ」
など、深い句がある。