今年の小野十三郎賞を受けられた詩人、江口節さんからお贈りいただきました。
『多島海』44号です。詩と散文の同人誌。
いつもありがとうございます。
松本衆司さんの詩「嵐山プロセス」です。
実はこのあと、もう一ページあって、
終連は次のようになってます。
いずれ来る
断層の闇の中に
川面に浮かぶ
月があることを
ぼんやり
考えている
きめ細かな描写と思索の詩ですね。
この初行に目が留まりました。
最近あるところに書いた原稿に使った杉山平一先生の詩「橋の上」の初行に重なっていて驚いたのです。
偶然です。
これは江口さんの詩「空耳」。
このあとつぎのように続きます。
聞いとらんだけじゃろうが
生返事ばぁして」
やっぱり空耳だよね?
おじいちゃん
命のつながりを懐かしく、そしてあたたかな筆致で書かれていて好もしい作品でした。
このタイトル「空耳」ですが、同じ題の作品がわたしにもあります。
わたしのは超軽いものですけどね。
ほかのお二人の作品も上質のものでした。
散文ですが、彼末れい子さんの「マダニに咬まれて」は興味深い話でした。
マダニも怖いのですね。17日もの入院だったと。
松本さんの「アポリネールのように その四」は、大阪文学学校の歴史の証言。貴重なものです。
杉山平一先生や安水稔和先生の名前も出てきて興味深かったです。
江口さんの「清水茂さんの想い出」。『ドン・ジュアンの裁き』の江口さんの翻訳が面白かったです。
最後のページ、裏表紙の裏ですが、紙の色が印刷に適さないのではないでしょうか?わたしの目では読めなかったです。
江口さん、ありがとうございました。
『多島海』44号です。詩と散文の同人誌。
いつもありがとうございます。
松本衆司さんの詩「嵐山プロセス」です。
実はこのあと、もう一ページあって、
終連は次のようになってます。
いずれ来る
断層の闇の中に
川面に浮かぶ
月があることを
ぼんやり
考えている
きめ細かな描写と思索の詩ですね。
この初行に目が留まりました。
最近あるところに書いた原稿に使った杉山平一先生の詩「橋の上」の初行に重なっていて驚いたのです。
偶然です。
これは江口さんの詩「空耳」。
このあとつぎのように続きます。
聞いとらんだけじゃろうが
生返事ばぁして」
やっぱり空耳だよね?
おじいちゃん
命のつながりを懐かしく、そしてあたたかな筆致で書かれていて好もしい作品でした。
このタイトル「空耳」ですが、同じ題の作品がわたしにもあります。
わたしのは超軽いものですけどね。
ほかのお二人の作品も上質のものでした。
散文ですが、彼末れい子さんの「マダニに咬まれて」は興味深い話でした。
マダニも怖いのですね。17日もの入院だったと。
松本さんの「アポリネールのように その四」は、大阪文学学校の歴史の証言。貴重なものです。
杉山平一先生や安水稔和先生の名前も出てきて興味深かったです。
江口さんの「清水茂さんの想い出」。『ドン・ジュアンの裁き』の江口さんの翻訳が面白かったです。
最後のページ、裏表紙の裏ですが、紙の色が印刷に適さないのではないでしょうか?わたしの目では読めなかったです。
江口さん、ありがとうございました。