喫茶 輪

コーヒーカップの耳

消えゆくもの

2024-05-31 13:09:41 | 本・雑誌

新しく出す本の校正で印刷屋さんを訪ねた。
するとそこに「トライやる ウィーク」で中学生が3人来ていた。
「この子らに何かお話を」といわれて、
「印刷という仕事は将来どうなると思う?必要なくなると思う?」と聞いてみた。
すると「ハイ」と頷く。
「わたしはそうは思わない」と答える。
「長く支持されてきたものはそんなに簡単にはなくならないと思うよ。形は変わっていくかもしれないけど」
さらに、
「昔、ラジオが出現した時の話があるんやど、その時、もう新聞は必要なくなると言われたらしいんやね。だけど生き残ってるからね。また最近ネットの出現で不要論が出てるけど、どうなんかな?
本なんかも電子書籍に変るとかいわれるけど、わたしはそうは思わない。紙の本は紙の本の良さがあるから残ると思う」
ほかにもいろいろ話しました。
そして最後に、
「わたしの言うことをすべて信用したらあかんよ。最後は自分で勉強して自分で考えるようにしないとね」と。

 

『コーヒーカップの耳』 もう二度と書けないだろう傑作本。

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