「書斎・輪」の昨日のお客様はフリーアナウンサーの久保さんでした。
好奇心と知識欲旺盛な彼女はわたしの話の何にでも食いついて来られます。
お陰でわたしも大いに刺激を受けることになります。
また昨日は一冊の川柳句集を言付かって来て下さいました。
城水めぐみさんの『甘藍の芽』(港の人発行・1600円+税)です。
そして巻末の句。
月へ行く たぶんあなたじゃないひとと
パラパラとページを繰って、そのほかの句も読ませてもらいましたが、わたしは頭が弾けそうになります。
理屈で解ろうとするとあきません。
これは抽象句とでもいうのでしょうか?
パッと開けたところの句を見て「感じる」ものなのでしょうね。
抽象画に似てるのかも。
この句集を、柳人の小林康浩さんが『現代川柳』第9号で論じておられます。
わたしはちょっとこのような真似はできません。
わたしにはじっくりと読み込む根気がないんでしょうね。
このような句はやっぱり、わたしには感じるしかないと思います。
その「感じる」を楽しませていただきます。城水さんありがとうございます。