地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

ICF-2001(Voice of Japan)

2005年03月30日 06時49分41秒 | 趣味と管理人から
 デジタル機は余り好みではないと以前言いましたが、ついつい数台のデジタル表示ラジオを入手してしまいました。昨年入手したICF-2001は、1980年ボイスオブジャパンというネーミングで、BCLブームがおさまりつつある中で発売されました。宣伝が華々しいく行われたようで、それでも結構売れたのではないかと思われます。

 この機種は操作におけるアナログ的雰囲気を一切排除。BCLラジオの進化が、ある意味で最終段階へ突入してしまった感のある機種です。感度も良いし質感もある。デジタルチューニングで、面倒な手続きも操作もなく、目的の周波数をただ電卓で数字を打つかのごとくです。

 本体正面の赤いエンターマークはデザイン上のアクセントですが、周波数を直接入力した後に、確定するためのキーです。しかし、そんなICF-2001はアナログ性を排除したがために、やがてリスナーの心をつかみきれなくなったと言われます。

 なぜなら、一切のアナログ感をそぎ落とした操作は、微妙なチューニングの楽しみを失わせました。このラジオでもたらされたのは、スイッチですべてが終わってしまうという、味気ない世界だったのです。高性能がきわまり、かえってリスナーの楽しみを奪ってしまったようです。使ってみると私も同様の感じがします。

 とはいえ、のちにさらなる改良が加わり、ICF-2010Dへとモデルチェンジしていきました。その際、ダイヤルチューニングが復活されました。これで再びリスナーの微妙なダイヤル操作とデジタルの両方の長所が実現。最高傑作と謳われるラジオとなりました。

 ソニーのデジタル機と言えば、そのICF-2010Dが欲しいのですが、今は入手困難です。ヤフオクでも完動品はなかなか出ないし、出ても高価で手が出ません。今でもアナログラジオが一番と思いますが、こういうラジオに憧れがないわけではありません。(というより実用面で置いておきたいという感じ。とにかく操作・性能共に優れていると言われています。)

 ICF-2010Dほどではないにしろ、2001も完動美品は高価となります。半ばジャンクとして説明がついて出品された手元のものは、多少のガリはあるものの実働です。今やAIR(オールインディアレディオ)等追っかけ的な受信の際には便利な一台となっています。

 FM 76~108Mhz
 AM 150Khz~29999Khz

 単一電池3本と単三電池2本が必要という、変則的電源を必要とする機種です。このほか、手元には、ICF-SW55(SONY)とプロシード2800(松下)、R-600(TRIO)があり、合計4台のデジタル表示ラジオがあります。SW55だけまだ紹介していませんので、いずれ紹介いたしましょう。

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1 コメント

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AIR (管理人)
2005-03-30 07:00:06
 今朝(三月三十日)もAIRを受信しています。昨日見つけた9470Khzでの放送です。SINPOオール2程度でコンディションが良くありません。



 昨日はR-600(TRIO)で受信しましたが、同じアンテナですと感じとしては、やはりR-600の方が状況はよいようです。



 この放送を聞いていて面白いことを確認できました。昨日の受信中でしたが、朝の六時三十分に時報が鳴りました。変な時間にと思いませんか..?



 実は、インドは国際標準時に対して5時間30分の時差という変則的な標準時設定をしているのです。



日本標準時は国際標準時(UTC)に対し+9時間

インド標準時は同じく+5時間30分

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