写真撮影:2009.08.14
旧畑野町多田。第32回いこいの村まつりである。
Photo-01 いよいよ始まる。演目は「羽衣」。
事前の解説は舞台が海上であるのはここだけであることを強調していた。あれこれの催しを終え、いよいよメインの時が来た。当初、一泊で墓参りをすませて帰る予定であった妻はこのために一泊延長した。
予定よりやや遅れて始まった「羽衣」であったが見応えは十分であった。小さな村の祭りで行われたのだが、醸しだされる空間には独特の雰囲気があったと言いたい。飲食をしながらの見物席。こんなにリラックスして見られる能は他に無い。ぶしつけではないかなんて言うのは粋ではないであろう。皆思い思いにシートを敷いて楽しんでいた。
本来、こう楽しむべきではないかと言うほどくだけた雰囲気であった。能は庶民も楽しめるもの。又来年も行きたい。堅苦しいことなどなく能を感じられる海上薪能であった。
Photo-02 羽衣を漁師に持ち去られた天女である。
Photo-03 漁師は天女の話に次第に心打たれ、羽衣を返すことにした。
Photo-04 天女は漁師のために舞う。
Photo-05 これは地方ならではの豊かさとは言えぬだろうか。
Photo-06 都会では考えられぬほど小さな集落の薪能なのである。
Photo-07 舞台は海上に浮かぶ船である。
Photo-08 漁師への舞は次第に佳境へとはいる。
Photo-09 能の前は地元民謡クラブの踊り。これは両津甚句の時。
Photo-10 旧相川町岩谷口出身のシンガー。ヤマトさんの熱唱。
帰りは妻の運転でとできるのであれば、出店の焼き鳥・焼きそば・枝豆等で左手に缶ビールであっただろう。能というと姿勢正しく見るものという固定観念はこの祭りにはない。日が陰りはじめ、少し涼しくなった夕方からの一時。ほろ酔いもありだよという気軽な気持ちで見る能なのである。このような楽しみ方こそ、佐渡に能が根付いた本当の理由かも知れない。
ちなみに地理佐渡は少しカメラ。後は焼き鳥・焼きそば・枝豆・焼きトウモロコシ。プラスお茶であった。妙宣寺の時とはまた違った能の楽しみ方であったが、飲まずとも気分は昂揚した。
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写真撮影:2009.08.14
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2009年 地理の部屋と佐渡島 能舞台と芸能
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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薪能の羽衣は、好きで、木目込み人形を
作りました、能舞台で舞う、姿、素敵ですね、
羽衣を着た姿、綺麗ですね、
民謡は、姿から見て、ユッタリ舞うのですね、
素敵な作品を見せて頂きました、
地理さんの写す、画像には動きまで感じます
爺の四国巡礼・平等寺参拝にお付き合い、有難う御座いました。
海上に浮ぶ能舞台とは珍しいですね~!
佐渡の此処のお祭りだけなのでしょ~ね~!
能舞台の衣装って何時見ても綺麗ですね~!
能に民謡踊り・歌謡ショーと賑やかなお祭りの光景が伝わって来ました。
素敵な写真を見せて頂き感謝します。
それではまた明日!・・・
気楽に楽しめるお能、新潟ならではですね。
普段は静かな漁師町ですが、この時ばかりは
たくさんの人が集まるのでしょうね。
ここから山を越えれば畑野にでることができます。
途中の小倉に高校の同級生が住んでいて、7月に
帰った時会いに行きました。
なかなか幽玄な雰囲気が漂っていました。
とても海の上とは思えませんでした。
潮風にあたりながら能を鑑賞する・・・
これほどの贅沢はありませんね。
この文化・・・いつまでも残して欲しいものです。
育児休暇に慣れて、携帯で拝見する暇が出来ました。
娘家族は2日間たっぷり波の上で遊び、あとは島を走り回って楽しかったとの報告あり(^_^)v
天気がまずまずで良かったです!
大人だけなら、能が楽しみだけど。
何しろ海に向かってどこまでも!離れ島ばっかり行ってる!
さて~姉妹都市の薪能♪
能の原点での鑑賞が羨ましいです。
奥様も堪能されたでしょうね~♪
本来、我が実家の近所にある、八束郡は佐田神社。
ここを発祥とする神へ捧げる神能舞。
やがて歌舞音曲が禁止され、形を変えて庶民に継がれて広まったのだから…
飲み食いしながらの舞台鑑賞が自然なり!
国分寺尼寺に来る佐渡の能~ 抽選に当たらないかなー?
上京してから、息子の高校の先生に佐渡の話をしたら、「佐渡は能舞台が有名」といわれた時、ちょっと意外でした・・・それまで、海&トキが有名と思い込んでいたので~~!!
綺麗で華やかな羽衣ですね~~!!
こちら関西でも、「薪能」があちこちで、実施されますが、知る人ぞ知るで、結構大勢の人が観覧に来ます。
佐渡の能は能役者が奉行についてきて、広めたと聞きましたが…。金春流でしたか。
職場は近いので自転車で十分行けます。買いものも特に
自転車で済む程度。たまにこのようなエコで健康的な
日も良いものです。ただ、汗はかきました(笑)。
▼mitirinさんへ。
田舎の小さな集落のものとは思えぬ本格的な能です。
衣装からなにからすべて本物です。まさに佐渡が自
慢できるものの一つです。
▼hiroshijiji1840さんへ。
能の衣装はとにかく綺麗です。そしてゆったりとした
舞がまた良く合うんです。週末また島内に箇所である
んですが、どうしようか思案中です。
▼micoさんへ。
今月は毎週末のように能が島内のどこかであるって言
う感じです。佐渡観光を考える際には、是非そんなこ
とを記憶に入れておいてもらえると..。
▼山小屋さんへ。
たくさん集まっていましたよ。様々な出し物がありま
して、やがて花火でクライマックスへ..。まぁ、
花火はいいやということで、妻と帰りました。
▼だんだんさんへ。
妻は喜んでいました。しかし、舞台までの間に大勢い
まして、立ったり座ったりと落ち着かず、妻はそれが
気になってと言っていました。まぁ、これほどのんび
りした能なんだから..。とすこしなだめましたが、
もう少し配慮した方が良いんじゃないかという方が
近くにいまして、少し閉口したのも事実です(笑)。
▼うさきちさんへ。
佐渡で見る能は開放的でよいですよ。そして、舞台の
ある境内全体が独特の空間となっていきます。
▼tetuさんへ。
そうです。金山奉行の大久保長安です。彼のおかげで
佐渡に能が根付いたと言って良いでしょう。一応それ
以前に世阿弥も流されてきてはいるんですがね。
なお、流派は不確かですが今春か宝生だったと思いま
す。
『信長の野望』とかやっていると、信玄配下の大久保長安って、戦争の役にはほとんど立たないのですが、文化面ではいろいろと功績あった方なのですね。
観客席がくだけているのも、面白いかもしれませんね。こういうお祭りなら、行ってみたいですけど。
地理佐渡..さんはたいへん真面目な方のようです。ここでお酒も飲まず、なんて。はい、認識を新たにしました(笑
昨日の朝靄風景は、素敵でしたね。やはり’らしさ’が出ていますよ。美しい風景に癒されました(^-^)//""パチパチ