新潟地理歴史・写真撮影:2008.10.13
関興寺は上越線石打駅から近い。
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来年のNHK大河ドラマ「天地人」で、越後はこのところわいている。上杉謙信、景勝、そして主君を支えた直江兼続。注目を集めるのは人物だけでない。彼らが育ち関わった地域にもその目が向けられている。
南魚沼市は景勝と兼続の生誕地。そんな当地の名所旧跡を訪ねた。まずは「関興寺の味噌なめたか」で知られる関興寺(かんこうじ)である。
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関興寺の味噌なめたか
天正六年、上杉謙信没後 景勝、影虎二用紙による家督争いが起こり合戦となり、兵火のため諸堂消失する。時の住持雨天是鑑、上杉氏寄進の大般若経六百巻を味噌桶の中に蔵し兵火より護った、爾来大般若経を火の難から護った味噌であるから、この味噌をいただくと福徳が授かると諸方より関興寺に参詣するもの多くいつとはなしに「関興寺の味噌なめたか」と言いはやされるようになった。
▲関興寺の説明案内板より写す
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関興寺の沿革
当山は最上山関興寺といい、宗旨は臨済宗で鎌倉の円覚寺派に属す。開創は応永十七年(1410)に覚翁祖伝和尚が開基す。覚翁は上杉憲顕の子、駿河に生まれ、諸方を偏参後、白崖宝生和尚に参じて嗣法上山の地に一宇を建て、白崖和尚を請じて開山とし自らその次位となる。
二世不蔵和尚の頃、上田長尾氏、鎌倉公方足利持氏の帰依厚く、永享八年(1436)寺領永楽百二十貫文並びに境内山林一里余の御朱印地を給せられる。三世在天和尚に至り長尾房景及び上杉房定伽藍を修築し幾多の寄進をなし、法道もまた興隆する。
このころ、北越鎮護の道場として、信州・佐渡・能登・越中・越後の五カ国に三百の末寺を支配し、寺門大いに栄えた。また、当時の関興寺僧堂には参禅の門徒があふれ甲信越における臨済宗の臨済宗の中枢として名声が高かった。
永正九年(1512)兵火のため諸堂消失、翌十年長尾房長僧堂を建立、天正六年(1578)上杉氏家督争乱により一山焼土と化す。
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天正十四年(1586)上杉景勝諸堂再建旧に復したが、文禄三年(1594)三度祝融の災に遇う寺運次第に衰靡(すいび)して揮わず。慶長六年(1601)上杉景勝米沢に移封されるや第三十二世東岩和尚これに従い米沢に新たに関興寺を建立した。寛永六年(1629)四度目の火災に罹り、寺門の衰退はその極みに達した。
寛文年中 米沢関興寺より萬源和尚(後に建長寺百八十五世)を迎え、寺を上山の地より現在地上野に移し末寺嘉祥庵を改め関興寺となした。その後暗影五年(1776)に現在の本堂が建てられた。
▲関興寺の説明案内板より写す
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【天地人・関連サイト】
http://www.nhk.or.jp/drama/html_news_tenchi.html
NHKドラマホームページ/天地人
http://www.nhk.or.jp/niigata/2009taiga/
NHK 天地人 新潟放送局公式サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E4%BA%BA_(NHK%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
天地人 (NHK大河ドラマ) - Wikipedia
http://www.tentijin.jp/
天地人、直江兼続生誕の地 新潟県南魚沼市
http://www.yonezawa-naoe.com/
天地人・上杉の智将 直江兼続
http://www.tentizin.jp/
天地人 ゆかりの地を訪ねる/NHK大河ドラマ「天地人」/直江兼続
http://naoe.oki-tama.jp/
「天地人」直江兼続やまがた情報局
http://www.天地人.net/
天地人.net
【南魚沼・関連サイト】
http://www.m-uonuma.jp/
南魚沼市観光協会
http://www.yukiguni.ne.jp/mkanko/
六日町観光協会
http://www9.ocn.ne.jp/~yamakan/
南魚沼市*大和観光協会
http://www.minamiuonuma.jp/live/
南魚沼市観光協会 観光景観ライブカメラ 南魚沼千里眼
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写真撮影:2008.10.13 旧南魚沼郡塩沢町(現南魚沼市)
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2008年 地理の部屋と佐渡島
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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静かな雰囲気が漂っていました。
佐渡にも古いお寺がたくさんありますが、規模が
違うようです。
囲まれて、静かな場所に佇む、お寺って!
素敵ですね、
時代も感じられますし、石庭も素敵だわ、
石が好きで、狭い我が家の庭にも
沢山の大きな石を置いて居ます、
地理さんの文章を読む内に、歴史の
中に吸い込まれそうです
市内を見て歩いたわけではないのですが、
臨済宗で、円覚寺派と云うのははじめて聞くように思いました。
味噌といえばこちらでは、真言宗のお寺ですが、お地蔵さまの頭に味噌を乗せ祈願すると合格すると伝えられていることから、受験生で賑わうお寺があります。
http://yutaka901.web.infoseek.co.jp/page9zz22.html
関興寺・・・歴史のあるお寺ですね。
森閑な空気が漂ってきました。
梵鐘に石庭、落ち着いてまいります。
今、足を踏み入れたい気持ちになりました。
7番目の唐破風と思われるカーブに威厳を感じます。
このような撮り方をされるのですね~。(*^_^*)
転じて、福を呼ぶお味噌なのですね。
よく手入れされた落ち着いたお寺さんですこと。
秋晴れの日、ゆっくりと写真を撮る、至福の休日ですね~
来年のNHK大河ドラマでは、
越後の山の名前も出てくるわね、越後の歴史ともども楽しみです。
ぽかぽか陽気の逗子からです。
上杉景勝、直江兼続ゆかりの場所とは
このお寺なんですね。
枯山水が綺麗なお寺ですね。
鎌倉の円覚寺派でしたか。行ってみたいです!。
私は昨日、その鎌倉・円覚寺の裏側にそびえ立つ
六国見山に登ってきました。
PS.私のある知り合い...
「天地人」を言い間違えて「地底人」って
言ってました。どんな大河ドラマじゃ!。
当方としては、佐渡の寺も負けて
いないものと思います。ただ、こ
ちらのものは今回のように歴史の
表舞台に近いものがある分..。
良いところでしたが、いずれ紹介します
雲洞庵もいいですよ。
あちらは「雲洞庵の土踏んだか」と言わ
れています。
寺の縁起は説明書きをなるべく忠実に
模写したつもりです。とりあえず、
臨済宗総本山であり、円覚寺派の大本
山とネット上では説明が見受けられます。
さて、才蔵寺。こちらも味噌にちなむ
歴史がありますね。見させていただきました。
撮り方はお恥ずかしい限りです。
気に入った角度と写し込む範囲を
あれこれと撮影し、気に入ったも
のだけを紹介しています。