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地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

原風景の佐渡をかんがえる。

2005年06月26日 14時04分17秒 | 趣味と管理人から
 ずいぶん気温が上がってきた。明日から雨と予報では言うが本当か?今日、6月26日は朝から持ち帰り仕事にはまっている。半日PCの前にいた。もううんざりだ。けれども何とか明日以降のスケジュールのやりくりができるよう頑張らねばと思っている。

 さて、遅い昼食をとってひと休みという今、かつて撮影した写真などを眺めていた。以前記事にもしたことがあるかも知れないが、相川方面(とだけ言っておこう)で撮影した海岸線の写真を集めてあるフォルダを見ている。

 ご覧の写真中央の岩は何に見えるだろうか? 佐渡の海岸は岩礁が多く、海岸美は至る所で楽しめる。この岩は角度を変えると全く違った形になり、それがまた面白い。海岸沿いを移動する車中から眺める分には目を楽しませてくれる。特にどこにあるかはこの際記述しない。おわかりの方がいたらそれもまた嬉しいもの...。

 お気に入りのブログサイトに佐渡ケ島ニュースがあるが、時折観光客減少等の記事がきっかけで様々な意見が寄せられる。一時は100万人を超える観光客を集めた佐渡も今や客数は半減。観光業界の生き残りは深刻な問題となっているようだ。時には激論が展開される。


 よくよく考えてみると離島は本土と陸続きでないので、移動という面ではハンデがあるように思えるが、逆にそれが旅をする者のロマンをかき立てる。離島に関する統計を色々見ていると、ごく一部の島を除いては各島人口減少に歯止めをかけるのと共に、経済の活性化に頭を悩ませている姿がしのばれる。しかし、一方で独特の(島の)イメージが形成され、健闘しているのではと思われるところもある。

 そんな事を思う時、今一度昔の佐渡の風景を思い起こしたい。私の佐渡の原風景は今ほど都会的ではなかった。不便ではあったが、今思うとずいぶん素朴でのどかであった。今や、本土と同様の店舗ができていたり、華々しく飾られた名所が島内のあちこちに見られるし、様々な看板が道路沿いに乱立している。生活は以前と違い便利になったが、その過程で失ったものもある。地元民の生活を第一に考えるのは当然だが、だからこそ佐渡の原風景について今一度考えてもらいたいものだ。

 写真の風景手前は、護岸に守られた海岸線である。段々を入れた緩い傾斜はせめてもの配慮だが、風景としてはきっと以前の方が良かったに違いない。いかにして原風景に近い佐渡を残すか。その答えは地元の人たちが出すべきなのだろう。

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