小千谷市東山地区へ浦柄という集落から入った。昨年の震災時はこの東山地区一帯は大変な被害が出たのだが、集落を流れ下る朝日川について前回は紹介した。
既述の地点から朝日川沿いの道路を進むと、やがて上越新幹線の線路が谷間に顔を出す。その手前や周囲には大きな崖崩れ現場があり、この道を進んできた時には広いむき出しの斜面が非常に目立つ。今回はその辺で撮影してきた写真を紹介する。途中若干の説明を入れるが、細かい説明はいらないと思う。ご覧いただくとおりである。
▲写真1:まずはこんな感じで見えてくる。
▲写真2:この辺の朝日川河床の様子
▲写真3:車から降りて少し位置を変えて撮影
▲写真4:見通せそうな場所からややズームして・手前は養鯉用の池
とにかく崩れている規模の大きいことを確認してもらえるものと思う。崩れ方としては見慣れたもの。斜面表層の植物の根がはっている深さ程度までの土砂が滑り落ちたような状態。現在斜面の安定の工事が急がれているが、何分規模が大きいので、どのくらいの時間がかかるのか見当がつかない。
▲写真5:車を止めた方向へ振り返る
▲写真6:写真5の橋上から下流側の河床を確認
左側の護岸用コンクリート壁は崩れている。
▲写真7:写真5・6の橋から
また、橋から見る朝日川対岸の山も崩れている。さらに川に直接接する斜面の崩れもあり、これらから河床をあげる土砂が供給されている様子が確認できる。
写真8:東山トンネル入口
ここからさらに先に進むには許可がいる。この日東山トンネルから先は許可証のない車両は進めないとの注意があったが、そのとおり。入口でしっかり許可証の確認をしていた。聞くと当面はだめであろうといっていた。塩谷地区へ行きたかったが、山の向こう側の川口方面からは入れると聞いたが、今日はそこまでは行っていられない。なお、この道から先へ進むと、やがて山古志へ続く道となる。そういう意味からもこの辺が震災被害の大きい核心地域の一つであることがうかがえる。
<写真撮影:20059.19> 2005年 地理の部屋と佐渡島
足運べなくてすいません。
お詫びに色々コメントさせて頂きます。
以前、浦柄で養鯉池(朝日山古戦場入り口の看板のある所の角のお宅)
の泥のかき出しをやりました。
地震当時、土砂で川がせき止められ浦柄地区一帯が水浸しになり
池に泥が入り込んでしまったそうですね。
そこのお宅のご主人が熱心に教えてくださいました。
そして、たまたま東京に住む親戚が
水浸しになった浦柄を上空から写した航空写真が新聞に掲載されているのを見つけ
その新聞社から複製をもらい新潟に送ったという写真を見せていただきました。
完全に道路が川になってしまい
上流から車やら家具やらが流れてきたそうです。
地震の時、ご主人は小千谷の中心部にいたけど
自宅に帰るのに5時間くらいかかったと言っておられました。
すいません。
以前、浦柄で養鯉池の泥のかき出しをしました。
地震当時、川が土砂でせき止められ
浦柄地区一帯が水浸しになったとそうですね。
そこのお宅のご主人が熱心に教えてくださいました。
そこで当時の状況を写した航空写真を見せていただいたのですが
完全に道路が川になってました。
上流から車やら家具やらが大量に流れてきたそうです。
地震の時、ご主人は小千谷の中心部にいて
自宅に帰るのに5時間近くかかったそうですよ。
すべてを見ていませんが、小千谷市東山地区。
ここも大変です。
道路が川となる。
朝日川は小さな川なんですけどねぇ~。
ですが、周辺の土砂崩れというか、崖崩れを
見れば納得です。
地質が軟弱な中山間部であったのが災いして
います。
地元の方との語らい。
私もなるべくそうしたいのですが、
写真を撮るのが精一杯です。