以前出雲崎・西越の断層写真を紹介したことがあります。前後して撮影した写真がありますので再度紹介します。水で濡れている部分とそうでない部分とのコントラストで、地層が断ち切られているのがよくわかります。
出雲崎町役場前を通る道路は切り通しのようになっています。その道路の拡幅整備をしている現場で見つけました。以前紹介したものが先に撮影されたもので、今回のものは壁に植物を植え込む作業が始まった段階のものです。
長岡市から見ると西部の丘陵地帯。中越地震の震源を考えると反対側の丘陵地です。褶曲を伴い、断層もあちこち分布しているようです。付近の露頭を見てまわるのも楽しいものですが、断層の存在は不安です。なにしろ、近くには柏崎刈羽原子力発電所がありますので..。(注:出雲崎町の隣町という程度)
見事な断層です・・・。
生きているという感じが良く出ていますから、迫力あり、です。修復の植栽が逆に異質に見えていますね・・・。
この当時は大変だったでしょう・・・。
現場は頸城丘陵の北端近い地域であります。
そんなローカルなことより、断層・褶曲が
台地の動いている、動かざる証拠と言うと
ころに私は惹かれています。
自然は人間にない無為のルールでもって動
く。そのこと、決して冷酷な営みとも思え
ません。
むしろ、過酷な局面を迎えることがあった
するなら、そこから立ち上がるのが人間の
暖かみと叡智のなせることなのだと信じて
います。
この断層露頭。おっしゃるとおり、迫力が
ありましたが、当方が過去見てきたものと
しては、やはり岐阜県は根尾谷断層に勝る
ものはないかと..。