地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震14「水について」

2004年11月01日 21時35分40秒 | 新潟県中越地震
 7.13水害もそうであったが、災害ともなればその後のライフラインの確保は大切である。おおむね水・電気・ガス・電話(情報伝達)といったあたりがこれにあてはまるであろう。我が家の場合、今回の震災では、まず電気が止まった。後にわかるのであるが、ガスも揺れの後すぐであったと思われる。

 では水はというと、しばらくの間は出ていた。しかし、蛇口をひねって出てくる水は何となく色が付いている。黄色というかさび色というかである。気にしなければどうって言うことはないが、飲料にはしない方がよいようだ。水道管が破裂してもしばらくの間は水は出るものだそうで、断水といわれる地域でも弱々しくも水は出ていた。ちなみに、電話は固定電話も携帯もすぐだめ。
 
 とにもかくにも、ほどなくペットボトルの茶やミネラルウォーターを手に入れられたので飲料にはそれらを利用した。水害の時も被災している自宅に戻っていく同僚に、水を買って帰るようにと声をかけたのであるが、何かあったらまず水の確保である。飲料はペットボトルで、水洗トイレの洗い流し用には風呂の残り水(これは大正解であった)。そして、水道局の給水サービスのためには、水を入れるタンクが効果的。我が家には、キャンプ用の水タンクが2つあったので買うには至らなかったが、乾電池を購入しようと行ったホームセンターでは入店制限をされている中、水用ポリタンクは飛ぶように売れていた。しかも長い列を待ってのことである。場合によっては購入できない場合もあるので、10L程度のものでも常備しておくと良いかもしれない。

 写真は、断水の続く長岡市栖吉地区で福島県から支援で訪れていた水道局の給水サービス車である。郡山市かいわき市の水道局であったと思う。感謝。市内各所、県内外から多くの同様の車両が支援をしてくれていた。こういった給水を受けるためにも水用ポリタンクは重宝する。震災から一週間以上がたった現在でも給水車に頼る地区が数多い。サービスを受けるためと保管のことを考えると水用ポリタンクは災害時の備品としては重要である。ついでながら、水害時も同様であることを付け加える。


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