スズキやダイハツなどの軽自動車メーカーの快進撃に対して他メーカーも手を打ってくるようです。
日経ネットより
日産自動車は2009年にも、80万―90万円程度の低価格小型車を国内で発売する方針を固めた。BRICs市場向けに開発中の戦略車と基本骨格を共通化し、アジアからの部品調達を大幅に増やして生産コストを削減する。国内で生産・販売される登録車(排気量660cc超)では最も安く、軽自動車(同660cc以下)並みの価格を目指す。海外で低価格小型車の投入を計画するトヨタ自動車、ホンダも追随する可能性があり、国内市場でシェアを高める軽に対抗する新市場づくりにつながりそうだ。
国内新車市場の低迷が長期化するなか、消費者の軽シフトが加速。06年の新車総販売台数に占める軽比率は35%と10年前に比べて11ポイント上昇した。軽は車両価格が安いうえ、自動車普及の推進役を担う国内規格として優遇税制を適用され維持費が少なくて済むためだ。日産の低価格車投入は新興国の経営資源を有効活用して軽との垣根を壊す動きといえ、優遇税制見直しの議論にも影響を与えそうだ。(07:00)
軽自動車という日本独自の形式の見直しの時期が来ているのかもしれません。しかし、その考え方はこれからの省資源の時代には合っているはずです。大きなクルマにたった一人が乗っていると言う不経済さよりは小さくて燃費の良い軽自動車の方が余程時代に合っています。
いっそのこと軽という枠をはずして、大きさと重さと燃費で税金を優遇するようにすれば良いのじゃないでしょうか。そうすれば、やたらと図体の大きい装備満載の燃費の悪い軽自動車より日産の進める低価格小型車の方が税金も安くなることもありそうです。そして、軽の方はもっと小さく軽い燃費の良いクルマに挑戦することが出来ます。
そうなれば、純粋に省エネのクルマが評価されるようになるでしょうし、世界に受け入れられる戦略車ができてくるかもしれません。そして、やたらに図体のでかい燃費の悪いクルマに乗ることが恥ずかしいと思える時代が来るかもしれません。これこそ日本の省エネ車が世界を席巻し、省資源に貢献することになりそうです。
小さくて、軽くて燃費の良いクルマは電気自動車のベースとしても使えるはずです。そして、小さなクルマは近距離、遠距離は公共交通という使い分けができれば大きなクルマはいらないはずです。
でかいクルマをタバコをふかしながら飲酒運転するなんて最も恥ずべきことであるという考えが当然として受け入れられる時代が来れば面白いのですが。
意外と近いかも!