Chinaがアフリカへの進出を増大しているようです。と言うか、もう相手にしてくれる国も減っているようです。さすが嫌われ者が定着してきたようです。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、Chinaも足掻いているようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)3月18日(月曜日)
通巻第8180号
アンゴラのチャイナタウンの規模が三倍に
欧米市場重視から中国はアフリカ市場開拓に転換したが。。。
3月15日、アンゴラのロレンコ大統領が訪中し、北京で「中国・アンゴラ・ビジネスフォーラム」を開催、中国の関連企業多数が参加したという。
両国間の貿易は2023年に230億ドルに達した。中国はアンゴラから日量30万バーレルの原油を輸入している。
十年ほど前、リスボンの町を歩いていて驚いたことがある。
若者たちが行列を作っていて、ハローワーク(職業安定所)で「アンゴラ派遣社員募集」に応募する風景だったからだ。
立場の逆転? (TRADEING PLACESという)。
嘗てアンゴラはポルトガルの植民地だった。旧宗主国が旧植民地に職を求める。ま、英国にしても嘗ての植民地インドの移民の末裔が首相ですから。。。
さて欧米で、中国制裁の影響がじわりと出始め、市場規模を急減させた中国は、新しい市場開拓にアフリカを選んだ。過去十年に亘って、欧米を出し抜いての 投資ぶりは瞠目されてきた。BRI(一帯一路)を標榜し、アフリカ各地で道路建設、鉄道施設、発電所建設などのインフラ整備は中国の得意芸。賄賂と手抜き 工事が付帯するのも、いつもの通りだった。
アンゴラ重視は石油とガス。このために中国は道路、発電所、鉄道に加えて空港近代化にも協力、現時点でも新たに17のプロジェクトを展開しており、中国企業が25社、およそ30億ドルを投資している。
アンゴラの首都ルアンダ(人口450万人)は摩天楼が建ち並び、リゾート地区には豪華な別荘タウンもあるが、「チャイナタウンは三倍の規模になるだろう」(『環球時報』、3月17日)。
とはいうものの中国のアフリカ諸国への投資は凹凸が激しく、資源国には投資拡大、そうでない国々には投資縮小、撤退。じつは後者のほうに傾斜が激しくなった
アフリカにおける中国人労働者数の統計がある。
2015年にアフリカではたらく中国人は263696人だった。
2022年に、その数は88371人と三分の一に激減していた。中国はパンデミックの影響だと言っている。
ちなみにアフリカにおける日本人は大使館、ジャイカ関係を含めて2014年に8236名だったが、2023年には6528名に減った(外務省の公表数字)。
アンゴラをのぞき、目立つ国は次のようである
アルジェリア;嘗て石油プロジェクト関連で9万人がいた。現在7000人。
エジプト:7000人の中国人労働者は2000人に減った。石油が出ないからだ。
コンゴ: コバルト鉱山を独占する中国企業は駐在エンジニアを3000名から8000人に増やした。
ジンバブエ:リチウム資源埋蔵が豊富で投資を増やす傾向にある。ジンバブエはもとより親中国であり、この国の法定通貨は人民元が、ドル、ユーロとならぶほど。ムガベ元大統領の選挙はTシャツからポスターに至るまで中国が丸抱えだったっけ。
それにしてもChinaをこのまま放置しておいてはアフリカも無茶苦茶にされそうです。
やはり、Chinaを叩き潰すことこそが世界がやるべきことでしょう。何があってもいき伸びささせてはならない。
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