パリが、オリンピックで、悲惨な状況になっているようです。何と、客が現象しているのだそうです。
宮崎さんが取り上げてくれています。パリに何が起きているのでしょうか。金の亡者たちのオリンピックで儲ける思惑は見事に外れたようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)8月4日(日曜日)弐
通巻第8355号
今度はフレンチ・アーバン・エレジー
五輪でレストランもホテルもがらがら、ロンパリ航空券は39ドル
もともとフランス人は夏季休暇をたっぷり取るので、七月、八月のパリは人が減るが、その分を観光客が埋めてきた。
五輪中のビジネスは破滅的だと嘆くのはパリのホテルとレストランで、値引きしても客が来ない。テロの噂もあったパリ五輪だからフランス人は、遠くのリゾート地へ行ってテレビで観る。パリジャンヌは伝統的に夏はパリにいない。
観光でごった返すはずのパリ。外国人観光客が激減し、有名レストランでは「過去二十五年、こんな酷いことはなかった」と嘆き節。
ちなみにロンドンーパリの格安航空券は39ドル(7000円)になった。東京ー大阪の片道新幹線の半額である。
ブランド品を爆買いに来ていた中国人も見かけない。
なぜならブランド品を買うのなら、円安の日本が世界一安いからだ。
パリのチャイナタウンは13区の中華街が欧州最大規模。パリにはこのほか、19区のベルビル通りと18区のトルシー通りにもチャイナタウンがあり、レストランも食品スーパーも安いので、在仏日本人も買い出しに出かけるほど。
一時、チーノ(シナ)移民は嫌われたが、昨今は500万人を越えるイスラム系住民の脅威があってチャイナタウンの脅威についての報道も批判も減少した。移民に批判的なルペンの国民戦線も中国人移民には言及しなくなった。
フランス首都の夏のエレジー!
オリンピックより移民問題の解決の方が急がれそうです。と言うか、金の亡者達によるオリンピックはもう止めるべきでしょう。
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