ビットコインはもう終わったのかと思ってたが、どうやらしぶとく生き残っているようです。
それどころか、金と争っているそうです。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、ビットコインが生き残っているのには驚きです。
どちらにしても、金の亡者達がやっていることでしょう。これもマネーゲームの一環なのでしょう。醜い争いです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)4月4日(金曜日)弐
通巻第8202号
ゴールド vs ビットコイン、近未来の勝者はどちら?
ともに史上最高値を更新中。アメリカ人投資家は平行買い
IT革命のおり、さかんに言われたことは「技術格差」だった。
インターネット時代がAIによってさらに進むと、投資にもデジタル派とアナログ派に分かれた。ビットコインなどの暗号通貨投機か、金投資かである。
金価格は史上初の2300ドルを突破した。2024年4月3日、1オンス=2308ドル80セント。おなじくビットコインは66807ドルを記録した。
投資家は不動産投資を引き上げ、株式に平行して昨今は債券投資に絡めた通貨投機である。外国為替市場場での異変は通貨が『商品』として扱われるようになったからだ。
日米金利差は4・5%もある。1%金利差が拡大すると8円の円安になる数式がある。異常な円安は日本の輸出業者(メーカーを含む)が裨益し、他方で資源輸入代金が高騰するからインフレを招く。
日本はエネルギー自給ができないから石油、ガス、鉱物資源、そして食糧を輸入している。ということは現在の円安は行きすぎであり、円高にもどす政策を日 銀、財務省は取るべきだが、利上げ観測があるのみ。金利の安い日本円を買ってドルに換える。この「円キャリー・トレード」でファンド筋がしこたま儲け、円 安によって流れ出したカネの多くが中国へ流入している。だから破産している中国経済がまだゾンビ状態を継続出来るのだ。
さて近未来、はたして投資の勝者はビットコインなどの暗号通貨か、それとも伝統的なゴールドか?
ゴールドに利点は歴史開闢以来、人々のあいだで富の象徴、最後の通貨としてひろく認識されていることである。くわえて耐久性、市場流動性、プライバシー保護、認知度でビットコインに優る。運搬手段だけ、ボタン一つの暗号通貨とは異なる。
ビットコインは希少性と数式の難解さ、検証の確かさに加えて利益率が高いという点でゴールドに優るが、認知度、普及度がまだ乏しく、また電力消費が著しい。しょせん、庶民とは無縁だ。
デジタル派はビットコインを好み、アナログ派はゴールドを志向するというわけである。
暗号通貨の市場規模は金額変動のため枚数換算となるが、ビットコインが1960万枚、イーサリムが1億2018万枚。そのほか暗号通貨はおよそ100種類。
しかし政治が絡んできたため、状況は複雑である。
米国議会はビットコイン推進派と禁止派が対立してい、反対派は「犯罪集団、テロリスト、ごろつき国家、ハッカー部隊が送金ならびに決済手段に多用しているから禁止せよ」と訴えているが、トランプ、デサンティスら共和党に加えRKJも暗号通貨擁護派である。。
マネーゲームを禁止してくれると期待していたトランプさんがビットコイン用語はというのはがっかりです。
所詮、人類は金の亡者から脱却することは出来ないのでしょう。憐れですね。
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