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キング

2022年04月14日 22時13分19秒 | 洋画2019年

 ◎キング(The King)

 

 15世紀の鎧ってのはこんなに素朴なのか~とあらためておもったりした。

 ティモシー・シャラメ演じるハル王子がどうしてゴミ溜めのようなところで放埓な暮らしをしているのか、なんでイングランドの王位を拒否しているのかっていうあたりの理由がいまひとつ明確でない気がするし、父親のヘンリー四世を人でなしと罵るっていう父と子の確執はさらっとしてるもんだから映画だけだとよくわからない。シェイクスピアを読み込んでないとなかなかね~。

 で、本筋は、アルフルール包囲戦とアジャンクールの戦いなんだけど、なるほど、釣り野伏せになってるわけね。史実はもっと複雑なんだけど、そんなことはどうでもいい。ここで、ぼくらのティモシー・シャラメは、冒頭の一騎打ちで勝って兵の損耗を防いだところが伏線になってて、フランスの王子ことロバート・パティンソンに一騎打ちを挑むんだけど、このあたりの伏線処理はとてもわかりやすい。

 わかりやすいといえば、そうか、ショーン・ハリスが暗殺で釣ったのか。つまり、アジャンクールの戦いはこの映画では小さな釣り野伏せになってて内円で、大きな釣り野伏せで映画の枠にあたる外円になってるのが暗殺の謀略だってことなのね。なるほど、それをフランスから嫁いできたリリー=ローズ・デップの言葉でようやく感づくティモシー・シャラメっていう構図になってるわけね。暗殺で釣られるイングランド、軽装の歩兵で釣られるフランス軍ってわけか、なるほど。

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