☆人生はシネマティック!(Their Finest)
こんな映画が作りたい。
ダンケルクのプロパガンダ映画を作ろうとしたイギリス人たちの物語なんだけど、そこでスクリプターに採用された素人の若妻ジェマ・アータートンの物語にしたところが、この作品を活性化させてる。ダンケルクから逃げてくる兵士を救った双子の老姉妹を取材するとか、脚本を老役者ビル・ナイや情報映画省の役人リチャード・E・グラントや米パイロットの素人役者ジェイク・レイシーから文句をつけられて改稿していくのと並行して、夫の画家ジャック・ヒューストンと別れて脚本家集団をひきいるサム・クラフリンと恋をしていくのも重要な要素になってて、その仲間を突然失ってしまうことから、ラスト、市民に映画を感謝されることで彼女の感激を引き出してくるのは、実に上手。