このブログは、大きくはデザインの話と撮影機材の話と、二つの話題がある。さて今日はどちらにしようかと画像を探していたら、見落としそうな画像があった。これは機材論だな。
この画像は、バナのライカ・エルマリートで撮影したものだが、よくみると樹木の赤い葉が大変綺麗に撮されており、こういう控えめで落ち着いた、それでいて線の細い描写は、フィルム時代のライツMのレンズの頃からみられた。初見では、これがライカ!?、と首をかしげたくなるが、よくみていると次第にライカレンズと気がつくといった案配だ。あまり解像力だシャープだといばりちらさないところが、ライカの個性なのだろう。
前にも書いたが、このレンズは、オリンパスE-P2のブラックボディに大変よく似合う上に、45mmという焦点距離が建築の撮影には使いやすいので、今では付けっぱなしである。
それは、最近ボディとレンズの組み合わせに関心がゆくはめとなり、秋発売のオリンパスペン・ミニのシルバーボディに、24mmのシルバーレンズが似合いそうだ。それにシルバーの液晶ファィンダーをつけようという意図があり、次なるターゲットにしている。それは小さく軽く、それでいて優れた性能であり、そんな姿は、どこか知的な空気が漂うでしょ(笑)、と想像を膨らませている。道具は、それをチョイスする人間の意識を反映するとすか(自画自賛)。
幕張新都心,2011年6月25日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f3.2,1/125,iFinish