祇園祭で浴衣姿を見ていると、あまり身体のラインを強調しないどころか、むしろ隠してしまう。そんなところに、そぎ落としてゆく心地よさ、 引きの美、 といった日本固有の美学があろのでしょう。
というのも、昨日のクロッキー教室の裸婦のモデルさんの体型をみていてそう思った。身長は160cm弱、頭が小さく八頭身にちかい。身体の量感もほどよいボリュームであり、特に後ろから見た腰から尻にかけては大変綺麗なボリュームとラインだ。当然私はクロッキーにしたためようとしたが、綺麗すぎて描ききれない。
胸は、コスチュームの上からだと、あるとはわからないぐらい平らであり、脱ぐと小ぶりだがちゃんと手に包めるぐらいのボリュームがあり、身体とバランスがとれている。久しぶりに現代的な日本人女性の美しいバランスのとれた体型に見とれていた。
そんな経験をしていると、 コスチュームの上からでも胸が出ているという体型は、外国人体型に近づいてゆくのではと思ってしまう。私の美意識からすれば、それは少し昔のテイストでしょう。
やはり、コスチュームのときの日本の女性の胸は、平らな方が、或いは存在感する感じさせないぐらいの方が圧倒的にボディとのバランスがとれて美しいと思われる。それこそ、引きの美学なのかもしれない。
そんなことを考えていたら、夜、量販店から電話があり、オリンパスペンE-P3のボディが入荷したという連絡。少しばかりこころ騒ぐ。夜じゃ取りに行けないぞ---。
祇園祭宵山,2011年7月16日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f/2.8.
ISO3200,露出補正+1,f3.5,1/40,iFinish