ダイビングの通りすがりに撮り納めた魚。ゴジラのような珍奇な背びれだ。調べたら胴体の模様などからサラサゴンベと判断した。
WEBの解説に寄れば、サラサゴンベは雌から雄へ、雄から雌へと性転換する。これは、群れの一方の性が多くなりすぎた場合、性転換して新しい群れを形成したり、群れの中の支配的な雄が、より強力な雄にその座を奪われたときに、これまで支配的だった雄は雌へと性転換したりするそうだ。
なるほどそういう手できたか。人間の世界でも性転換はあるが、性転換して新しい群れを築いたり、新しいボスにその座を追われたら、性転換してそのボスを口説きしかえしをするとか・・・。例えば不倫疑惑で騒がれたタレントや議員がいたけど、仮に彼ら彼女らが性転換して居直ったらメディアはどのように伝えるのだろうか。選挙前は雌で選挙後は雄でといった具合に・・・。男女雇用機会均等法などは存在理由がなくなるのか。
雄、雌という属性を変えてしまえば全てがリセットされるということは、WinがMacに変わるようなものか。いやそれ以上か・・・。それにしても人間は固有の属性に縛られていることだらけだ。人間の関心や新聞の評論なども属性が動かないという前提で論じられているわけだが、その前提とする属性が変わるというのは、知的居直り強盗のようでもあり面白い現象だ。実は自然界では、属性がころころと変わるということは、よくある話。だから属性をコロコロと変異させる構造(メカニズム)、あるいは環境という各要素間の関係性に関心が行くわけだが。
さて・・・、何を書こうとしたか忘れてしまった。
沖縄県慶良間諸島久場島
OLYMPUS E-M1,FISHIEYE8mm/F1.8
ISO200,露出補正-1.3,f/2,1/400