一昨日の画像、「Practice10.いくつかの気づき、提案の外側で」のアクセス数が少し例外的に高かった。私が推定すると具体的な空間が特定できる記述をしたためかな。「なんやて!、うちの町内が再開発で絵もできていはるのか!」といった人がいたかどうかはわからないが、驚かせたらゴメンね。ちゃんとpracticeと書いてあるでしょう。直訳すれば「練習」。まあ建築の勉強ですからね。
大学の実習科目で建築を勉強するときに、実際の土地を用いて建築のデザインをすることは至極普通のこと。だから日本あるいは世界の土地を勉強のために利用する。京都だと、日本のあらゆる大学が勉強のために実習課題の想定地に選ばれたことが大変多いはず。私も大学時代に、京都の町屋の再生計画が実習課題に出されたことがあった。「島村昇:京の町屋,SD選書,1971」に掲載されている中京区夷町の民家が課題だった。今この町の大半はビル群になってしまったので町屋も大変少なくなった。当時デザインサーベイをして記録に残しておいてよかったと思われる文献だ。多分今の家具屋街から間之町通りを南下したあたりだ。そうすることで地域や景観のつながりなど、勉強する要素が多々あるわけです。
さて次のpracticeの場所を考えているのだけど、ローマ市のスペイン階段の界隈などGoogle mapをみながら悩んでいる。階段は幾何学的な構成をしていて、二つの半円と尖塔に続く視線のつくり方など、イタリア広場でよく用いられる美学的構成はわかるのだが、さてこの階段を活かした周囲の建築群の再生をどうするかというと、なかなかこれは難しい。つまり現代建築を寄せ付けない歴史的強さがスペイン階段にはある。こうなると属地的な要素を切り捨てて、階段のデザインだけ他の土地で流用するほかなさそうだ。といってそんなのを実際に日本で作ってもらっても珍奇になるだけなんだけど。
さてこの魚は、クロハギと判断。ログにも記載していないから、多分当たり前にいる魚かな。それにしてもログには、ナポレオンと記載してあった。えっ!、そんな特徴的な形態の魚がいたかなぁー。多分見そびれた。
沖縄県石垣島黒島V2、NikonAW130,ISO125,焦点距離10.1mm,f/4.4,1/80