そうそう、FBからアクセスすると当該日付のブログしかリンクしませんけど、その画面でMIKAMI'S Blogのテキストをクリックするとトップ画面で2週間分は見られますよ。いまだに個別で見ている読者がいるので書いておきます。
さてTerrace House Style(THS)の中庭的な空間に設えた、町屋群をみてみよう。町屋は全部で18棟、続き長屋(現代用語ではテラスハウススタイル)で配置した。つまり境界壁を隣の住戸と共有する複数の戸建て住宅であり、イギリスのタウンハウスやアメリカのログハウスに該当する。当然現存する京都の町屋もテラスハウススタイルである。背後のTerrace Valley Stule(TVS)とは少し意味が違うけど。
配置した街並み画像で見る限りでは、植栽で背後からの上から見下ろす視線を遮っているためか町屋群固有の落ち着いた空気が感じられるようだ。それにTVSがセットバックしている建築形態のため、圧迫感も少ないようだし光も良好に届きそうだということがわかる。町屋間の落ち着いた印象もできそうだ。実際にこのようなデザインでつくると時代劇のセットのようになってしまうことは、懸念材料の一つにあげられるだろう。もう少し緻密なデザインが必要だし今後の課題であろう。
それにしても3DCG は、1/1000で制作したから3.6mm各の大変小さな建築オブジェクトが少し大げさだった。例えば実際は柱壁のでっこみ引っ込みがもっと小さいのだが、遠くから見たときに町屋らしく見えることを意識し、あえて強調したが、少しやり過ぎの感じもする。また町屋固有の格子不要で正解であり、それがなくても十分町屋の空気が感じられる。こうなるとやはり瓦屋根を表現した方がよいのだが、データ量が俄然増えてMacの動作が重たくなる。だから、このあたりでとどめておくのが正解かもしれない。
さてどんな居住者イメージが描けるだろうか。伝統工芸の職人、若いアーティスト、普通のサラリーマン、いやそんなありきたりのテイストではなく・・・・パン屋があってもよいし、パティシェがつくるケーキ屋であってもよいし、古本屋があってもよいし・・・。
ハードウェア:Mac Pro,ソフトウェアVue Infinite2016R3