私は勉強という概念や漢字が嫌いだ。
小学館日本国語大辞典で勉強をひくと『①努力をして困難に立ち向かうこと。また、そのさま。②気がすすまないことを、しかたなしにすること。③将来のために学問や技術などを学ぶこと④商品を安く売ること』とあり、努力もしたくないし、困難があるわけでもなし、気がすすまないわけでもないし、将来をみすえたわけでもない。それに日常私たちは何事につけ知見を吸収しているのだから、いまさら勉強という言葉を使う必要もない。ただし最後の安売りは、つまり知識の安売りだけはあたっているが・・・。
それに月下の元小机をだして勉強するなんていう漢詩のイメージを思い浮かべると、そんなことをした故人達は大変多かっただろうけど、そのなかで歴史に名をのこしたのは僅かな人だけでしょう。そんな僅かな人が学問云々と蘊蓄を説いても特殊解だから説得力がないですよね。歴史は運良く著名人になれた人たちだけのヒ・ストーリーだし、その全てが大仮説なんだから、私が参照すべき世界ではない。だから勉強という概念や文字が、そんなパラダイムをイメージさせるので嫌いなのだ。
そこでここでは"Practices"とした。つまりデザインの練習という意味だ。実際のプロジェクトをブログにアップさせるわけにもゆかないから仮想のプロジェクトでもというわけだ。このプロジェクトに名称をつけるとすれば、「蛸錦(たこにしき)プロジェクト」としておこうか。
目下ある都市の市街地ボリュームの3DCGをMac上につくっておいた。これをつくるのが目的ではなく、中央のあいた(実際にあいているのではなく私が建築をのけた)敷地に新たにどんなデザインの建築をつくろうかという仮想のスタディ。実学的にいえば都市再開発になる。今は地球上のGISデータもWEBでダウンロートできるので地球上の土地を相手にできるから休日の時間つぶしには調度よい。そこまで緻密にゆかなくても都市ぐらいだったらGoogle mapで世界の都市の建築ボリュームが起こせる。そして我がデザインで空地に建築をはめ込もうという意図で準備したものだ。
この画像は、縮尺1/1000でCGを制作しており模型に換算すると街区の縦横寸法が36cm程度、そして中央の空地に予定している建築の寸法が12cm程度となり実社会でも使わない小ささであり、手のひらにのせられる大規模再開発の模型なんてかわゆいので一寸つくってみたいですが超精密工作機械が必要だろう。今回はCGなのであまりスケールにこだわることもないが意図通りつくれるのだろうか。結構難しそうだ。
私がデザインするのだから法規や構造や設備などは検討済み。実際これで都市再開発をしてもらってもよいですが、そういうことはお好きに!。
そんなデザインの練習をしているとあっというまに1週間たつ。怖いのは制作に没頭していて、その間に入れてある予定を全部踏み倒してしまうこと。そうならないためにも、ボチボチつくりながらアップさせてゆこうと思う。もちろん途中で飽きたので放棄するというケースもある。いずれボチボチと制作記など紹介できれるところまでこれれば幸いだが・・・。
ハードウェアMac pro,ソフトウェアVue Infinete2016R