Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング464. 小説:小樽の翆392. 出逢いの感性

2021年07月03日 | Sensual novel

 

 さて、出逢いの感性ってものがある。

相手の評価をすれば100%ではなくても、60%で及第点だけど、まあいいか、これで。

こっちだって100%じゃないからなぁー。

でもセックスの相性はよかったぜ。

それって最良のカップルじゃん。

でっ大体現代社会は、そうした神が与えてくれたチャンスを反故にする傾向にある。

だからあとで、約束が違うじゃないということでもめるのだろう。

約束なんかした覚えはないというのが人間の意識だ。

何が欠落していたか?。

多分お互いに時めく感性の時間だろう。

感性に従って行動できる従順さと言い換えてもよいか。

そんなことは歳をとってあとから気づくことが多いけど。

あっ、この女いい感じじゃない、それで良いのではないかい。

それは素直に感じられる感性があった証拠なのだ。

だから出逢いの感性って大切。

感性は忠実に、これ!、これ!、といっているのだ。

でも、あれこれと知識や理屈をつけて大概は感性から外れてゆく。

惜しかったな。

相性が良い男と女がくっつくチャンスは数多いが、知識と理屈が邪魔をするんだ。

そんな男と女の世界を眺めながら、手元のスケッチの着彩をしている。

・・・

さて小樽も夕方になったまった。

そろそろ、翆が帰ってくる頃だろう。

コメント
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