Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング477. 小説:小樽の翆405. 描きかけのスケッチ

2021年07月27日 | Sensual novel

 

 翆は今日も夜勤だ。

翆の病院は、感染症にはもろに弱いという医療関係者の評判だ。

だから一部の看護師が孤軍奮闘している。

一人しかいないECOMOのメンテナンスは看護技師のボッキマンの担当だ。

 

夜勤のお菓子タイムは、今日もトシコさんとだ。

トシコ「WEBにこんなのがあるよ。もう何回も男と出会って実らないんだって、そんな愛情相談」

翠「それって不思議。男と女ってセックスの相性で決まりじゃん。愛情は関係ないじゃん」

トシコ「一発やって、まあいけるかなと思ったら、それでゴールだよねぇー」

翠「だって愛情なんか文学者が考え出した嘘話だもん。ボッキマンって甘えんぼじゃない?」

トシコ「もろ、甘えん坊。甘えさせたら最後で、ネコのように味をしめて離れない」

翆「男と女がくっつくのってセックスしかないよねぇー」

トシコ「そうよ、だって仕事のストレスが溜まりに溜まって、欲望は暴発寸前で、そこをモロについたら一丁上がりだもん」

翆「今、うちの病院は、ボッキマンだけが頼りなんだ。そのボッキマンをトシコさんが支えているわけだ」

トシコ「今彼がダウンしたら、うちの病院は重症患者を診れないよ」

翠「やっぱねぇー、頑張れなんていわれたって、その見返りは?、なんていいたくなるもん」

トシコ「なんかねぇー、私の肉肉しいボディがいいんだって」

翠「トシコさん、山女だからけっこう筋肉あるよねぇー」

トシコ「山を歩いているから特に下半身は((*^▽^*))自身がある。これでボッキマンのおちんちんを締め上げると、オオッ!、オオッ!、と雄叫びよん」

翠「ホント、人間って見かけによらないよねぇー(*^▽^*)」

 

夜勤があけて翠が家に帰ったら、デスクの上にアチキの描きかけのスケッチが置いてあった。

何を描こうとしていたのか・・・。

夜なべ仕事をしながら寝てしまったんだろう。

小樽の夏の暑さが厳しくなってきた。

コメント
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