ボッキマン君がスキップしながらナースセンターにやってきた。
日勤の翆達と休息時間の雑談だ。
ボッキマン「病院の裏話ですぅー」
翆「また、職員紙でネタを仕込んだな。でっ?」
ボッキマン「先ずはこんなのから・・・」
『患者さんのオムツの中からトカゲが出てきた』
翆「それやだぁー、どうしてそうなるの?」
『机の上のティッシュの上に置かれた、かりんとうを排泄物だと思った。食べる?、とすすめられて焦った』
翆「それいわれると、かりんとうを食べられなくなるよね」
『深夜帯にナースコール頻繁でバタバタしていて、一息ついてステーションに戻ってきたら、 認知症の患者さんがパソコンの前に座って私の夜勤用おやつを食べていた』
翆「それ、超迷惑!」
『高齢者女性の夜間緊急入院依頼。外来から申し送りを受けて病室へ。トイレに行きたいとナースコールがあり、 排泄介助をしようと下着を下ろしたら陰部に男性のシンボルが…?。 女性の大部屋だったので、慌てて男性の空き部屋を探すことに。時々いますけど、おばあさんみたいなおじいさん(逆パターンも)』
翆「だって急患の患者さんって会話できないときがあるのよ。だから機器をつけるときに、それとなく股間を触って確かめるんだけどねぇー」
『あっ、それ僕もやります!。次は術後、ポータブルのレントゲンを撮る際、技師『写真撮りますよ』患者さんが『えっ?笑うの?』ほっこりしました』
翆「そのギャグは古い!」
『歩行訓練で一緒に歩いているのに早すぎておいていかれた』
翆「元気な患者がいるんだよ。看護師は疲労困憊なんだけどさ」
『病棟のカンファレンス中、1人の看護師さんが居眠りをしてしまい、 ガタッと音がして起きた瞬間『寝てません!』と立ち上がり大きい声を出した』
翆「それ看護師の処世術・・にもならないか。みんな激務だってわかっているからさ」
『朝寝坊をして、パジャマにコートでタクシーで通勤してきたこと』
翆「勤務が終わったときはどうやって帰るんだろうね」
『手術室で麻酔科の先生のバックと患者さんのバックを間違えて 麻酔科の先生のバックに患者さんのショーツを入れてしまった』
翆「最近カバンって黒が多いじゃん、それありえる。先生がそのまま学会にいって書類だと思ってショーツをだしたら、みんなどんな顔するかねぇー」
『患者さんと食事の雑談をしていて、自分がよだれを垂らしてしまった』
翆「自分で食べた記憶がないと、あるよね。特に海外のお食事!」
『ノロウイルスの影響で人手不足だったとき、病棟メンバーでおつかれ様会をおこなったが、翌日牡蠣にあたり全員ノロにかかった』
翆「食い気タップリのオバカ看護師だもん」
『日勤だと思い朝早起きして出勤すると休みだった』
翆「逆もあって、寝てたら起こされて病院へ出勤してさ・・・」
ボッキマン「今日は、こんなところかなぁー、じゃ!」
翆「やっぱり、溜まっているときにセックスをして助けてくれた。それでスッキリと元気になった。ここだなぁ、彦星と織姫がカップルになるきっかけは。やっぱ和子さんとうまくいってんだ」
・・・
今日は、七夕だ。
さて星空が見えるかなぁー、そんな小樽である。
追記
ようやく1年ぶりに中年体型から脱出し、標準体型に戻った。もう何十年ぶりかの体型だろうか。体脂肪率も20%に近づいた。あと少しのところまできた。回りをみると中年太りのまま、という人間は大変多い。やはり痩せないと体に負荷がかかりすぎる。
ダイエットしてダイビングをしたらどんな感じで潜れるんだろうという好奇心があった。それに沖縄グスクの調査もある。だからダイビングが16時頃に終わると県立図書館にでかけて文献複写やデータ入力をして閉館時迄すごしている。それからゆきつけのスナックに立ち寄って長い那覇の夜が終わる。
じゃあ沖縄の自粛期間が終わったら一寸だけ出かけてみようと目論んでいた。だが感染者数はいっこうに減らないどころか、緊急事態宣言になってしまった。そうなると、ゆきつけのスナックで1日の〆をするのは不可能になってしまった。
それにダイビングは、いつでもできるが、沖縄グスクの原稿が先に進まない。原稿の締め切りは来年1月頃。データが集まらないので困った。一気に原稿を書き上げようとしていた矢先だっただけに口惜しい。といって全くダイビングもお酒もない、地味にデータ収集ばかりでは、でかける気分にならない。これらはトリプル・セットで気力を養っていたのだった。