夏の光に照らし出された樹木が綺麗だ。湿度の低い北海道ならではの景観だろう。だから森へ出かける毎日だ。昼もすぎて太陽が頭上に来る頃には絵具を片付けて街に戻ってくる。そんな日課が毎日続いている。街に戻ってくると昼は既に過ぎている。
遅い昼飯を食べ終わると、最近は明菜姉ちゃんからメールが届いている。
明菜「街にいるかなぁー、いたらお腹空いたーーー、パフェおごってぇー」
「あいよ」と返事したらコロンビア珈琲にやってきた。
「フルーツパフェだよね!、アチキの行動が読まれているのか?。」
明菜「だって、毎日同じ行動をしているでしょう。時間も同じだなんて、もの凄い几帳面な生活だよ!」
「毎日、同じにしているつもりはないし、絵を描いているから、時間だってマチマチの筈だが・・・」
明菜「太陽の動きに従って絵を描いていない?」
「あっ、それかぁー、たしかに眩しくなると絵にならないので引き上げるけど」
明菜「だから、いつも同じような時間にここを通るのよ。今日も当たりね(^_^)」
「アチキの太陽暦ってわけだ」
そうか、気がつけば毎日規則正しい生活をしていたわけだ。
「そろそろパパが夏のお盆のパーティーをしたいねっていってるよ」
ワクチン接種が進んでこの時期の感染が納まれば、OKだよね。ところで学校ってどうして感染者が出ないの。
明菜「感染にもの凄く気をつけているのもあるし、みんな一端学校へ来ると他所へゆかないで、部活に専念しているからね。帰る頃は夜だから、リーマンみたいに知らない人と接触する機会がないというのもあるかな。だからお腹が空くんじゃん。そうそう他校との接触が美術部は、まずないもん。県展ぐらいかなあー」
「今年は出展するの?」
明菜「うん、開催されればだそうかな。夏休みに描いている冬の小樽を(^0^)(^0^)」
それで明菜姉ちゃんは、パフェをたいらげて・・・
「さて、また描くか・・・・」
そういって学校へ戻っていった。
太陽暦に従って毎日すごしていたのか・・・。
それは気がつかなかった。
翆ーーー、太陽暦だよ。今夜もしようよーーーー。
・・・
小樽も快適な気候の毎日が続いている。
こんな気候は北海道だけだ。