Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング627. 小説:小樽の翠551. 幕間

2022年08月11日 | Sensual novel

 

 小学校の頃から文章を書くことが嫌いだった。だから関心は絵に走った。大学のレポートには、全く関心がなかった。

 都市開発のコンサルタントの仕事をしたときにチャート図を教わった。図と短い概念的な文章で計画を提案する表現にはまった。その頃から文章に近づき始めた。

 当時キャノンのワードプロセッサーが会社に入ってきた。このタイピング感覚がコンピュータの一部を扱っているようで私的には心地よかったし、書いた文章も簡単に修正できるのが気に入った。その後大学へ赴任し学術論文を書かざるを得ない。どうせ実験データなのだから機械的に文章を書いてきた。こうして次第に言葉の世界に近づいていった。

 そしてブログを書いて15年続いている。最近では、間を置くと文章をタイピングしたくなる。だからブログでは早書きし予約投稿だ。今日の文章だって書いているのは5月の連休だ。

 まして官能小説だって!。世間のタブー視する紋切り型概念から、新しいライフスタイル・シミュレーションをするのは興味深い。

 ふと気がついた。人間は、年齢的に老後になるのではなく、社会が無理矢理老人にしてくれるという事を。気がつけば老人達の仲間入りを果たし、みんな老後ですよと言い含められて日本人固有の傷のなめ合いの老人気質になる。先ずそれは明らかに考え方が狂っている。無益な概念には、つきあわないに限る。

 さて、小樽というテーマで論文の執筆方針が決まったので、これは2年後に書き上げたい。次の目標は何処が良いか。最近鹿児島の風土に関心がゆくが、いっそフィリピンまで飛ぶか・・・。

 

フィリピンバギオ

EOS1DsMark3:EF28-300/D3.5-5.6L,ISO1600,焦点距離135,露出補正0,f20,1/1000

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