このブログを書いているのは7月。今年は、戻り梅雨が続いていた。
いつも祇園祭・山鉾巡航の朝に梅雨があけ夏が来る。空は晴れ渡り入道雲が出て蝉の声が聞こえる。そんな夏の光に誘われて山鉾巡航を映像撮影に出かけた。
今年は新型肺炎感染拡大の頃だから、人混みのはるか後ろの高瀬川あたりから500m程先の麩屋町通りの長刀鉾を撮ろう。ズームレンズを一杯に伸ばしデジタル2倍ズームを用いて400mmになる。これなら撮れそうだ。
しかしジンバルの限界を初めて知った。そんな焦点距離ではジンバルの手ぶれ補正も効果がない。といって三脚は建てられない。今年は、これでよしとしよう。
私の並びに、腕に報道の腕章をつけ、大型脚立に乗ったカメラマン達がバズーカ砲のような機材を構えている。うわっ、古くさ!。今時静止画機材ですか・・。まてよ今のメディアは、こんなところに報道カメラマンなんか派遣しない。そもそも報道カメラマンという職業が今時あるとも思われない。つまり文化財保護団体といった類いの人種達だろう。
山鉾巡航の始まりは四条通にはりわたされたしめ縄をお稚児さんが切るところからはじまる。お稚児さんが立ち上がった。しかしモニターではようみえへん。まあ見当で撮影して録画画像ではわからない。そうしているうちにヒラヒラとしめ縄が切られているのが見えた。あら、撮りそびれたか・・・。まあよしとしよう。
私は、人混みのはるか後ろにいたはずだが、ここにも人の壁ができはじめていた。だから早々に退散しマクドナルドに逃げ込んで涼にありついた。引け時である。長刀鉾が辻回しをする頃には、この場からずらかっていた。
山鉾巡航は十数年前に、炎天下のなかで脚立をかついで本格的に撮影したことがある。既にこのブログでもアップ済み。一部を再掲載しておこう。
今私は、撮影に消極的なのは、近年警備が厳しくなり脚立を建てられる場所が制限されているからだ。しかも立ち止まらないでくださいと警察官やガードマンがうるさい。だから祇園祭も見に行こうとする気分が希薄だ。感染拡大期でもあるので、やり過ごそうと思う。
尚今は後祭が1週間後にある。3年ぶりの祇園祭だから、やはり人出が多い。もちろん私はパスを決め込んでいる。
それより、この時期の夏になったばかりの京都の街の空気が、1年ぶりであり新鮮な気分にさせてくれる。
祇園祭・夏が来た HD 720p
京都市
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6