ウクライナは、モノクロームが合いそうだ。それは湿度が低いことが影響している。だから透明感あるレヴィウの光である。
この時のフィールドワークでは、広角系ズームと広角〜望遠ズームの二つの撮影機材を持参していた。そしてイスタンブールのアタチュルク国際空港で、ひょっとしたら小さな機材が必要だとする老婆心からNikon CoolpixAW130を調達した。当時日本では発売されていなかったイエローボディだったというのが好奇心の始まり。
実際持参した機材で十分だったから老婆心は持つべきではなかった。だが新しい機材なのでベストのポケットに入れっぱなしにして多用した。本来は水中機材だが、写りが良いではないかと再発見。今ではこうした役割を動画も撮影できるiPhon13proがになっている。
だから、こちらの意識も変わってきた。
変わったといえば、祇園祭で報道の腕章をつけ大型脚立に乗って長焦点ズームレンズを付けたニコンの機材で連射音をなびかせ静止画を撮影しているカメラマン達を見て、私は、あのように落ちぶれたくないと思った事だ。ニコンのD1ナンバー機材など製造していたか?。それにカメラマンという職業自体が存在しない時代に、歴史から抜け出してきたようなあの人達は何者だっただろうか?、と思えた。
そんな話は他山の石とし、もう二度と出かける事がないフィールドである。
ウクライナ、リヴィウ
Nikon CoolpixAW130
1)ISO125,焦点距離34mm,露出補正0、f4.2,1/800
2)ISO125,焦点距離120,露出補正0、f4.9,1/500
3)ISO125,焦点距離29,露出補正0、f2.8,1/250