この画像、年配者ならば京都のエトランゼと古くさいタイトルをつけたくなりそうだが、フイルムからのデュープ画像。そのデジタル・デュープの操作方法をメモしておく。試行錯誤の結果最適な方法を後日複写する際の自分のためにメモをした。
RAWとjpgの画像で保存する。外付けHDを使用する。という条件でデジタル・デュープを行う。ストリップフィルムフォルダーがあれば一番良いが、ないときはプラスチック製スライドマウントで代用する。撮影システムは2月22日のブログで紹介したシステム。カメラ側の設定は、カラーネガの場合は色の劣化があるのでiFinishモードがベスト、モノクロネガの場合はモノクロ設定、手ぶれ補正などは解除。カメラとPCとの接続は、ビュワーを立ち上げれば尋ねてくるので、カメラ側とPC側を設定。カメラ側から見て数字が正しく読める方向にスライドをキャリアにいれる。
(オリンパスビュワー)
1)オリンパスビュワーでRAW画像で複写撮影する。そのときフィルムのベースの色があるサンプル画像を一緒に撮しておく。PC画面でも操作はできるが、機材側で行ったほうが能率的。
(adobe Lightroom)
2)LIghtroomで「写真とビデオを読み込む」をクリックし画像を取り込む。
3)サンプル画像で余白部をペンツールでクリックしてベースの色を無くしておく。
4)次いでカラーかモノクロの設定、自動補正、トーンカーブを逆勾配にする。
5)サンプル画像が反転されたので、全部の画像を選択し「設定を同期」クリックすると全部の画像がサンプル画像と同条件で同期される。これが一番手間がかからない。
6)画像の縦横は、この段階で修正しておく
7)全部の画像を選択して「書き出し」、そのときに書き出し先のファイル名を尋ねてくるので、ファイル名を付け、コピーしておく。
(外付けHD)
8)HDには日付でフォルダーが生成されRAW画像がストックされ、名称未設定フォルダーにjpg画像がある。そこでこのフォルダー名を先にコピーした名前でペーストしておく。ストックされた画像は自動的に連番が降られている。RAWフォルダーにもRAWと加筆しフォルダー名をコピーする。これでRAW画像とjpg画像のフォルダーができる。
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WEBや印刷で使用するためにRAW画像は必要だろう。またjpg画像は必要なときにPhotoshopなどで補正する。
手元に概算5〜6000カットのネガがあるだろうか。枚数の多い複写だから、1つの手間が5000倍になる。だから手間はできるだけ省きたい。複写もなれてくると最小の手間で行えるようになる。こんな方法でデジタル・デュープをしている。
京都市2000年
NikonF4,AFNikkor20-35mm/F2.8,トライX