混乱した社会と機能しない言葉

この混乱した社会では普通に使われる言葉も、公式に使われる言葉も混乱し機能していないようだ。 
 教育では「学力」も「ゆとり」も「道徳も」殆ど教育的な意味を持たず、機能していない。 
 政治では「法」や「民意」、経済では「景気」や「景気対策」が機能している言葉とはは思えない。 

   振り返って考えると、「いざなぎ以来の好景気」と言われた時、国民の殆どは物価は上がっているのに所得は減り続いていた。この間に格差は拡大し、働くヒトの3分の1が不正規、派遣社員になった。国の赤字は倍増し、子供達にツケを残した。
 
    今各党が出している景気対策のメニューを見ているとどれも、ほとんど効果は期待できないし仮に株が上がり、名目的にGDPが上がっても貧困化と格差拡大は更に進み、国の借金を増やし、次のより大きなバブルを待つ事になるだろうと思う。 

   緊急に、国民の命と暮らしの安全を図ったら、機能しない景気対策のメニューは急がなくていいから、もう一度世界と地球に眼をやり何故今日のようになったか原因を考え、対策を考え直した方が早い。 
  問題は今やっている頭でっかちで働かない産業のあり方そのものを変え持続可能な物にしない限り 基本的に景気回復はありえないだろう。

 でも心配無用、こういう時は目立たなくても新しい芽は世界中で沢山育っているはずだし、夢にも見なかった御伽噺のような

新リーダーが登場するのだから。望外の希望もある。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

定数を欠いた方程式

世界は経済成長路線で経済運営されているが、言葉そのものは問題ないが実際のその追求の仕方は基本的に間違っていると考えている。 
   政治や経済学者の主張も色々あるが、目にしている限り、主張の如何を問わずリ理解できない事がある。端的に言うと、経済成長を示すGDPは方程式の未知数に当たる。いくつかの定数があって初めて未知数が出てくる。 経済活動だから、定数といってもその数は多く、数値も常に変化するが、全く見当がつかないと言うものではない。 自分がいつもなぜ?と疑問に思うのは、産業にとって有限な地球資源が定数として加味して説明されない事である。 
 産業経済に必要なエネルギーも原材料も殆ど地球資源から得ている。
   地球資源の残量は減ずる一方で極端に言えば最終的に0になる。
   だから、産業にとって欠くことのできない定数のはず。 
  これを抜きに産業や経済の予測や説明は難しくはないか? 地球の有限性は地球環境問題で時に目にすることもあるが、産業や経済対策では立場や主張の違いに関係なくはっきりと目にした事がない。 
   何か財布の中身を考えずに予算を組んだり、米びつのお米の残量を考えずに、 夕飯の支度をしているに似た感じになる。
      経済問題の話でしっくり聞けたことがない。 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )