遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




2017/7/8

1945年にアメリカで作られたプロパガンダ映画。敵国から見た日本の紹介。

プロパガンダが目的なので差別や誤認も多いものの、うまく特徴を捉えて誇張しているので、明らかに悪意を含んだモノマネ芸を見ているような気まずさがある。

宗教や武士道の価値観に根ざした人民統制システムが「ヒトラー垂涎」と言われる。手厳しい。

「八紘一宇」の説明も出てくる。もとがどんなに高尚な思想でも、2017年にもなって持ち出されたら、外国人は相当引くだろうなというのもわかる。

誇張された日本人像は『ハクソー・リッジ』に出てくるおっかない日本兵描写とも繋がる。

今から考えると、物量で圧倒的に劣るアメリカに勝てるわけ無いだろと思うけど、当時はロシアに勝ったりしているから、その辺の感覚がわからなくなるのもイメージしやすくなった。

剣道が陸軍、柔道が外交に繋がっていると指摘されている。

裏の外交上手のことを「寝技師」とか言うけど、こういう偶然の一致はおもしろい。



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