「○○停、通過します」と言っておきながら、やや強めのブレーキを踏んでバス停に止まった… そう、乗客が待っていたのである。
毎年のことではあるが、秋から冬にかけては日没が早くなり… みんなの衣服も黒っぽい色が多くなり… 決して私がボォ~ッとしていた訳ではない(そういう時もあるにはあるが…)。しっかりとバス停を見ていたのに見えなかったのである。バス停にかなり接近するまで…
しかも、その人は“恥ずかしがり屋さん”なのか、やや下向き加減で立っていたので、髪の毛で顔が隠れてしまい… 暗いところでも目に付く“白い部分”がなかったのである。
このように“通過されそうになった”経験があるのかどうか分からないけれど、中には「通過されては困る!」という感じで、道路へ乗り出すように待っている人もいる。場所によっては少し危ない気もするけれど、「分かりやすくてありがたい」と思ってしまうのも事実である。
また、逆に「○○停、止まります」と言っておきながら、減速だけして通過することもある。バス停に立っている人が「そのバスには乗りません」と意思表示をしてくれた場合や、乗客だと思ったら“ただ時刻表を見ていただけ”で、バスの接近に気が付いて逃げるように立ち去った場合などなど…
それでも、運行時間に余裕があるときは「止まりたい(時間稼ぎをしたい)」と思うので、バスを止めて前扉を開けてしまうこともある。ただ、意思表示をしてくれた人がそこに立っている場合は「申し訳ない」と思うので、「よろしいですよね?」という感じで軽く会釈をする。「せっかく意思表示してもらったのにすいません」という気持ちも込めて…