定期券利用者と同じくらい多くの人がフリーパスを利用しているのだが、その提示の仕方は人それぞれで… ビジネスマンが名刺を差し出すように提示する人、水戸黄門の格さんが印籠を突き出すように提示する人、2時間ドラマの刑事が警察手帳を見せるように提示する人などなど… たまに“何かしらこだわりを持ってやっている”と思われる人が現れるので楽しい。
しかし、ほとんどの人たちは普通に手のひらに乗せるように持って、表面が運転士に見えるように提示してくれる。ただ、それも定期券利用者と同じく毎日のようにやっていると、提示することに慣れてくる(飽きてくる!?)のか、運転士に見せる“角度”がいい加減になっている人も少なくない。
今日の某駅でも、大勢のお年寄りが“様々な角度”でフリーパスを提示してくれていた。そんな中、私が思わず「そんなんじゃ見えないよぉ~!」と言いたくなるような持ち方で、フリーパスを提示しながら乗車したお婆さんがいた。私は最初「ま、いっか!」と思ったのだが、一瞬だけお婆さんの手の中にあるカードの図柄が見えてしまい… なんと、それは普通のプリペイドカードだったのである。もちろん、すぐに呼び止めて精算してもらったのだが… 危うくスルーパスするところだった…