あるバス停で10名ほどの乗車があった。その途中、5~6人目の若い男性が「カード下さい」と言ったので、私はカードを用意しながら“彼を追い抜いて行く人たち”の定期券などをチラ見(チェック)していた。
が、何かと抜けている私のこと… 途中「この人は現金支払いなんだなぁ~」と思うだけで、投入金額までチェックしておらず… ワンテンポ遅れて、一枚の50円玉が“釣り銭”として運賃箱から出てきてしまったのである(100円玉一枚と50円玉二枚を入れたつもりが、50円玉が三枚だったと思われる)。
慌てた私は「すいません! 今、現金で支払われた方… 50円、多かったみたいですよ」と呼び掛けた。すると、車内通路を戻ってきた初老の男性は「寄付するか、寄付!」と笑いながら言って、私が手渡した50円玉を運賃箱に入れてしまった。
一瞬、私は何と言っていいのか分からなかったけれど、普通に「ありがとうございます」と言うしかなかった…。。。そういえば、完全弊社の運賃箱は“賽銭箱”と言われている(言われていた!?)。例えば運賃が280円の場合、乗客が「両替が面倒だから」と300円を入れて行ってくれるという… あぁ、気が付けば転勤してから一年…