お爺さんが「土日切符ください」と言いながら、手のひらに100円玉を6枚広げて見せた。私は「ありがとうございます」と答えながら、カバンから土日切符を取り出し… と、その時「チャリンカラカラ…」と音が聞こえたのである。
私は「あっ! あぁ…」と叫びながら、運賃箱に落ちた100円玉たちを見つめるしかなかった… そう、土日切符などの販売に対する支払いは、運賃箱に入れられては困るのである。が、知らないことは仕方がない。
現金を受け取ってから、土日切符を用意するべきだったか… しかし、ブツを渡す前に現金を受け取ってしまうのは、自分でも何だか分からないけれど抵抗があったりして… でも、券売機で切符を買う時は、先にお金を入れるから… いいのか! あぁ、また余計なことを考え過ぎていた私…