goo blog サービス終了のお知らせ 

バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

昭和世代の会話

2023年09月05日 12時03分32秒 | 病院の黒子(夕勤)
いつものように洗浄室で作業中… ある器具を乾燥機に入れようとクルッと体の向きを変えたら、すぐ目の前に先輩Aさんが立っていたので驚き、思わず「うわっ」と声が出てしまった。そこで私が「いつの間に!? 音を立てることなく背後へ… 一瞬、自分の守護霊かと思った」と言うと、Aさんが「いいじゃない。こんな可愛い守護霊なんだから!」と笑顔を見せた。

そういう台詞を聞くと“前振り”だと思ってしまう私が「えっ… だったら御祓いしてもらわなきゃ!」と言うと、Aさんが間髪入れず“私に蹴りを入れるフリ”をしながら「松井さんと話していると、足癖が悪くなるなぁ~」と言ったので、私は「だったら、その足技を活かせるように、サッカーでも始めればいいじゃん」とアドバイスしてあげたのだが、そこで再び蹴りを入れられることに…。。。

洗浄室フロアでの作業が一段落した後、手術室フロアへ移動して別の作業をして… 「これが一段落したら洗浄室フロアに戻ろう」と思っていた時、洗浄室フロアへ持って行く“使用済みの器具類”を清掃担当の先輩Bさんが持ってきた。そこで私が「もうすぐ作業が一段落するから私が持って行けばいいよな」と思いながらBさんを見たら、Bさんも無言で私の顔をジッと見つめながらニコッと笑った。

しばしの沈黙の後、Bさんから「お互いに目と目で合図してるねぇ~ で、これを持って行ってくれるの? ありがとう」と言われたので、私は「えぇ、もちろんです」と答えてから「昔、そんな歌がありましたよね」と言ったのだが、「えっ、どんな歌?」と聞かれたので、「♪目と目で通じ合う~」と軽く歌ったら、「あぁ、昭和の歌ね。今の若い人は知らないわよ」と言われてしまった。そう… 年を取ってからの“脳内年表”は実に短い。(若い頃と違って中身がないからだろ?)