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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

使い捨てエプロン&手袋

2023年09月14日 11時06分42秒 | 病院の黒子(夕勤)
不潔な物を扱う時には使い捨てのゴム手袋を装着する。逆に、滅菌室への入室時や清潔な物を扱う時には手袋を装着していてはいけない。だから、不潔な備品を除菌ペーパーで拭く時などは手袋を装着するのだが、拭き終わった備品を所定の場所へ戻す時には手袋を外していなければならない。しかし、ボケな私は拭き終わる瞬間まで装着していた手袋に違和感を覚えず、手袋をしたまま備品を戻してしまうことも… 新人さんが同じことをして看護師さんから注意されたと聞き、改めて自分を戒めた。

手術室の清掃や器具類の洗浄では、手袋の他にビニール製エプロンも装着することになっている。手術室の清掃をやっていた頃は、作業が終わるまで手術室から移動することがないので何も考えていなかったのだが… 器具類の洗浄をやるようになってからは、“洗浄室と滅菌室”や“手術室フロアとクリーンホール”のように清潔な場所と不潔な場所を頻繁に行き来するようになり… 「こっちでこれをやって~」「あっちであれをやって~」とバタバタしていた私は早々にエプロンの装着を忘れ、それが常態化していた。

しかし最近、人員不足が解消されて一時期の超多忙状態から抜け出し… 「さて、次は何をしようかな?」と洗浄室で冷静に考えられる時間ができた。その時、「慌ただしくバシャバシャと水を飛ばしながら洗浄して、制服のお腹の辺りをビショビショに濡らしていたけれど… それで清潔な場所へ行くということは、汚れたエプロンを装着したまま行くのと同じではないか」と気が付いた。だからと言って、思い付くまま移動して余分にエプロンを使い捨てるのはもったいないので、なるべく移動が少なく済むように考えながら作業している… つもりである。

が、私が「よぉ~し、これからバンバン器具類を洗浄するぞぉ~!」と気合を入れてエプロン&手袋を装着して作業を始めた途端、正社員がやって来て「松井さん、これを滅菌室へ持って行ってください」と言われ… 泣く泣く“新品同様のエプロン&手袋”を脱ぎ捨てて行くこともある。さらに、滅菌室から戻って来てエプロン&手袋を装着して作業を再開した直後、先輩がやって来て「この器具とこの器具は急ぎでお願いします」と言われ… たくさんある器具の内の2つだけを洗浄&乾燥させてからエプロン&手袋を脱ぎ捨て… 制服を脱ぎ捨て、パンツも脱ぎ捨て…(こらこら! ジジイのストリップなんて誰も見たくないわぃ!)