バスを待っている女性たち

朝の通勤通学時間帯…　某駅行きは満員だが、折り返しの○○行きは数えるほどしか乗らない。

某駅を出て一つ目のバス停に、一人の女子学生が立っていた。私はバスを止めて扉を開けたけれど…　下を向いたまま動きはなかった。私は「そういえば…　このあたりには、いつも△△行きのバスに乗る学生がいたなぁ～」と思い出した。

続く二つ目のバス停にも、一人の女子学生が立っていた。私は「この学生もきっとそうだ」と思ったけれど…　勝手に通過するわけにいかない。万が一、いつもと違う“何らかの用事”があって、○○行きのバスに乗るかもしれないからである。

このような場合…　もしも、それがおばさんだったら“三歩下がってバス停の影を踏まず”って感じで「乗らなぁ～い」と手を振ってくれる可能性が高い。しかし、まだまだ“恥じらいを知る年頃の女性”にそれを望むのは無理…

あ、いや、決しておばさんが“忘れた”とか“捨てた”とか言っているわけじゃなくて…　え～っと…　長年の経験を活かしながら、相手のことを考える余裕もできて…　そうそう、何でも若けりゃいいってもんじゃありませんから…　ね、ね、ね、昔から「亀の甲より年の功」って言うじゃありませんか！　もう、おばさん最高ぉ～！！　はぁ…