バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今日もクルクル巡回バス

2018年07月21日 22時22分00秒 | バス運転士
今日は昼前出勤で、某地区(街中)巡回バスの三連発から始まったのだが… うっかり「おはようございます」と言いそうになることもなく、睡魔にも糞魔にも襲われず(ウソつけ! 一度だけ… 信号が青に変わって、前の車が発進してから3秒後に目覚めただろうがぁ~)、熱中症になることもなく、順調に運行することができた。ただ、この暑さのせいなのか… いつもより救急車と遭遇する機会が多かったような気がしないでもない。

さて、あるバス停で乗ったお姉さんが「ピピッ」とタッチしてから「◎◎行きますか?」と言ったので、私は「えぇ~~~っと… すごく遠回りになりますので… (真っ直ぐ進むバスならば数分で行けるところ)30分くらい掛かります」と答えた。すると、お姉さんが「じゃあ、やめたいんですけど…」と言ったので、私は「なぜ、先に聞かないの?」と思いながら210円分の金券を取り出し、「これで次のバスに乗って下さい」と言いながら手渡したのだった…

また、あるバス停で乗ったおじさんが「(地下鉄の駅がある)交差点から遠すぎるわぃ!」と“笑みを浮かべながら怒った”ので、私は真顔で「これよりも交差点に近かったら、一気に右折レーンまで行けなくなるじゃないですかぁ~」と… いやいや… そんな… わざわざ喧嘩を売るようなことは言わず、相手と同じように笑みを浮かべながら「そうですねぇ~」と相槌を打ったのだった…

さらに、あるバス停で乗ったお爺さんが、フリーパスを「ピッ」とタッチしてから運賃箱の画面をガン見… 「あっ! 間違えた」と叫んで私の顔を見たのだが、そのまま通路を歩いて行ってしまったのである。フリーパスを持っているのに、普通のICカードをタッチして210円を引かれてしまったならば、「間違えた!」と後悔するだろうけど… フリーパスだから問題ない… ん? まさか… 誰かのアリバイ工作のために、その人のフリーパスを使うつもりだったなんてことは…??? これは事件だ!(そんな… 2時間ドラマじゃないんだから…)


ドラレコの解像度をアップせよ!

2018年07月20日 16時53分14秒 | バス運転士
先日、ある運転士さんが某高校の前にあるバス停で止まった時のこと…(そう、私の体験談ではない! 残念ながら…) 前方から一人、また一人と制服乙女が走って来たのだが、後ろの乙女が何かを落としたらしく、クルッと方向転換して少し戻ってしまったそうだ。

「もう少し時間がかかるな」と思った運転士さんが、バスの周囲や車内を見回していたところ… 先に飛び乗った制服乙女が「お尻、お尻!」と叫んだそうだ。「なに!? お尻???」と反射的に前方を見た運転士さんの目には、何かを拾っている制服乙女のパンツ… 否、“ほぼお尻(Tバック?)”が飛び込んできたそうだ。

どうやら、落とした何かを拾おうと前屈みになった瞬間、背中のリュックが後頭部へ滑り落ちたらしいのだが… その時、スカートの一部がリュックに引っ掛かっていたのではないか… と、文章で表現すると長くなるけれど、ほんの一瞬の出来事だったそうで、運転士さんの脳裏には焼き付けられなかったとか…

ん? ドライブレコーダーの映像があるんじゃないかって!? う~む… 残念ながら… ウチの機器は容量が小さいらしく、映像を長時間(三~四日分?)保存できるように解像度を低くしてあり… 「目の前に割り込んだ車のナンバーも判読できない」と言われているくらいなので…(“白くて丸いもの”が、ぼやけて映っているだけだろう)

だから、「そういうことがあったらナンバーを言え(音声に残せ)」と言われているのだが… もしも、それで相手を特定できたとしても、「運転士の見間違い(言い間違い)だろう!」と言われたら、証拠としては弱いような… 無力のような…??? やっぱり解像度を高くするべきだ! ハッキリとお尻が… 否、ナンバーが映るように…



ゴニョゴニョ、ごまかし、ハウリング

2018年07月19日 18時32分40秒 | バス運転士
時々、モニターに「何を言っているのか聞き取れない」と書かれるのだが… 私自身、心当たりがないわけではない。例えば、信号待ちでアイドリングストップしてシ~~~ンとなった時に「ピンポ~ン」と降車ブザーが鳴って… 通常はすぐに「次とまります」と答えるところ、自分の声だけが車内に響き渡る&ハッキリと聞こえるのが嫌なので、小声でゴニョゴニョと言ってしまうことがあるのだ。

また、バス停で止まって前扉を開けて「おはようございます。お待たせしました」と言いかけた時に「もう昼過ぎだった!」と気が付いた場合、「おはぁえいあぃた~」と誤魔化すことがあるし… 近年、ろれつが回らなくなることも多くなり、自分でも何を言っているのか分からなくなることがあるし… そうそう、ハウリングが酷い時にはマイクのスイッチをON・OFFしたりボリュームを下げたりするので、私の声が途切れたり小さくなったりすることもあるのだ。

そのハウリングっちゅう奴がちょいちょい発生するのだが、他の運転士さんからも上司からも、そういう話を聞かないので不思議に思っていた。車内ミラーは自分に合わせて動かすけれど、マイク関連の機器は触らないので、その前に乗っていた運転士さんと同じ設定なのだが… 「なぜ私だけがハウリングを? 私の何がいけないの? 口の開け方が悪いのか、顔の形が悪いのか、日頃の行いが悪いのか!?」などと考えていたところ… 先日、ある運転士さんから「マイクとスピーカーが近いんじゃない?」と言われて「えっ!?」と思った。

確かに… 私は座高が高いだけでなく、座席も一杯まで高く上げるので、天井のスピーカーとマイクの距離が、他の運転士さんと比べて「近い」と言えそうである。そう、僅か数センチの差でハウリングが発生したりしなかったりすることは… 例えば、左折時に安全確認をしようと左を向くとハウリングが発生するけれど、正面を向いて運転している時には発生しない… というようなことがあるので納得できる。

昨日は、普通に正面を向いて運転している時に、突然のハウリング発生… 頭を少しだけ左右に動かしてみたがハウリングは止まらなかった。そこで、ちょっと顎を引いてうつむき加減にしてみたところハウリングが止まったので、「あぁ~ 良かった」と顔を上げたらハウリング再発生… 仕方がないので、しばらくは“顎を引いたまま前方を見る”という… 上目遣いで運転するしかなかったのだった。ハハハ…(オッサンの上目遣いなんて、誰も見たくないぞぉ~!) 私だって見たくないわぃ!


昨日は睡魔、今日は…

2018年07月18日 22時12分00秒 | バス運転士
今日も、いつもと同じように朝を迎え、同じように出勤して、同じように点呼を受けて、同じように「体調は?」「異常ありません」という会話をして… いや、決してウソをついているわけではない。点呼の時は眠くもないし、体調も良いのである。ホントに…

乗務を開始して間もなく、お腹に違和感を覚えた私… 「あれ? オナラが出そうな… 違う物が出そうな… 嫌な感じだなぁ~ 終点に着いたら、下痢止め薬を飲もう」と思って、気合いを入れながら運転続行… 無事、終点に到着したのだが、お腹のことは忘れていた。

その折り返しを走り始めたところ、再びお腹に違和感を覚えた私… 「あっ、しまった! 薬を飲むの忘れた! くぅ~~~ 今度こそ終点で薬を飲まなければ! それまで何とか持ちこたえなければ!」と思って、“糞魔”と戦いながら運転続行… 無事、営業所前ターミナルに到着した。

バッグの中から、口の中で溶かす“ラムネ菓子”のような薬を取り出して服用… 次の路線の往路を走っている途中で、お腹のことは気にならなくなったのだった。ふぅ… そういえば昔は… 正●丸の匂いを嗅いだだけで腹痛が治ったもんなぁ~(ホント、暗示にかかりやすい奴… 今日の薬も、本当はラムネ菓子だったりして!? ハハハ…)

松井史上最強の睡魔

2018年07月17日 21時42分27秒 | バス運転士
今朝もいつもと変わらず… セットした時刻よりも早く“右半身を下にした横向きの状態で”目覚めてしまった。右上腕部&右肩の痛みは、一時期よりも軽くなっているものの、痛いことに変わりはないので、一定時間以上そのままの態勢で寝ていると、痛みに耐えられなくなり目が覚めてしまう… と思われる。こんなことが、もう何か月も続いているんだよなぁ… グスン…

今日の乗務は“朝6時半頃から夕方6時前まで(昼12時頃から午後1時過ぎまで昼食タイム)だったのだが… 午前中から睡魔に襲われ始め、昼食タイムに入る頃にはかなり強くなっていたので、「こりゃ~ ご飯を食べない方がいいな」と思って、食堂のランチはもちろん、カロリーメイトさえも食べなかった。ただし、熱中症予防のため、スポーツドリンクを買って飲んで… 残りはマイ水筒に入れて出撃した。

午後は“某地区(街中)巡回バスを2周”だったので、まずは回送でA駅へ向っていたのだが… 睡魔が強くなる一方だったので、「今日の睡魔は特に強いなぁ~ 土日に参加したテニスのイベントでは、自分で“物足りない”と思うくらいセーブしていたから、帰宅後の疲労感もなかったし… 昨日の粗大ゴミ整理も、無理せず休みながらやっていたんだけど… どうしてだろうなぁ~???」と不思議に思った。

巡回バス一周目のスタート直後から急激に睡魔が強くなり、何を考えるともなく考え始めてしまい… いつの間にか目を閉じて夢の中へ入りかけている自分に気が付き、「ハッ! この信号は… 二回目じゃないよな!?」と焦る私であった。その程度ならば過去にもあったのだが… 今回は“走行中”にも夢の中へ入りそうになり、片側一車線の道路でセンターラインを踏んでいることに気が付き、「ハッ! これが居眠り運転というやつなのか!?」と驚いたのだった…

一周(約90分)を無事に走り終えた私は、A駅ターミナルの待機場所に止めたバスの中で約20分の“お昼寝”タイム… 最後部座席で仰向けになってアラームをセット… すぐに完全爆睡… アラームの音で目覚めた私は汗ビッショリであった(そりゃそうだ! 猛暑だもん!)。残っていたスポーツドリンクを飲み干して臨んだ巡回バス二周目は、仮眠効果でバッチリ! 何も問題なく完走、営業所まで戻ったのだった…

んが! デジタコをプリントしてビックリ! なんと、瞬間最高速度が“54キロ”と記録されていたのである。その時刻と自分の運転カードを照らし合わせてみたところ… 巡回バス一周目の途中、私が強力な睡魔と戦っている最中だったのだ。通常、うっかり出してしまっても“50キロ”か“51キロ”のところ、54キロまで出しておいて気が付かなかったということは、それだけ私が…!!! ということである。そして、今また睡魔が… では、おやすみなさい。ZZZ…

追伸 「明日は例のオッサンが乗るコースをやることになったぞぉ~!」と喜んでいたのですが… どうやら私の聞き間違いで、そのコースよりも“二つ前のコース”に乗るらしいです。あぁ、残念… やっぱり、そのコースが私に回ってくる9月18日まで待つしかないのかぁ~ あ、そうそう! つい最近、イケメン運転士Aさんが乗せたそうで… 大変だったみたいです。