バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

体に染み付いた扉の開閉

2019年02月23日 22時36分35秒 | バス運転士
私がバスに乗り始めたのは17~18年前… その頃は“バスが早発できないように”必ず遅れるダイヤが組まれていた(乗客も“いつも遅れて来る”と分かっていた)。とはいえ、「時間通りに走ろう」とするのが運転士のサガ… 私も気合いを入れてブイブイ走っていた。だから、自然と“扉の開閉を素早く行う癖”が身に付いたようだ。

そんな状態で8~9年前に半弊社へ転勤させられたので、最初は“完全弊社のバスにはいなかった乗客(足腰が弱くて動きが遅いお年寄り)”の存在をボケ脳が認識できず… それまでの経験から「こんなに時間が掛かるはずはない=もう降りたはず」と思い込んで、扉開閉レバーを操作… 「おっと、ビックリ!」と挟みそうになったことが何度もあった。

そういう乗客の存在をボケ脳が認識できるようになって以後… 基本的には、降車した乗客が歩き出すまで(扉から離れるまで)扉を閉めない。乗車した乗客が着席するまで扉を閉めない。扉を閉めると「発車します。ご注意下さい」というアナウンスが流れるので、それを聞いたお年寄りが慌てて転ぶといけないから… などと言っていられるのも、バスが定刻で走れている時だけである。

やはり、バスが遅れていると… どうしても「早く早く!」という気持ちが出てきてしまうのだ。まだ、その場合は“気が張っている”ので、危険な場面に結び付く可能性は低いのだが… 長時間の乗務で疲れてきたり、体調がイマイチだったりした場合の方が危険である。“三つ子の魂百まで”じゃないけれど、無意識のうちに“入社当初に染み付いた扉の開閉を素早く行う癖”が出てしまうことがあるから… 気を付けねば!

そうそう、入社当初と言えば… 「黄信号で止まっとったらバスが遅れるぞ」「自分が危険だと感じたところが制限速度だ」「扉が乗客に当たった時は“そんなところに立っとるでいかんのだわ”って言ってやれ」「手の震えを止めるために仕方なく酒を飲んでいるんだ」などなど… 先輩たちの言うことが、どこまで本気でどこから冗談か分からない… そんな会話をしていた記憶がある。あぁ~ 昔は楽しかったなぁ~ ハハハ…


マニアの標的!?

2019年02月22日 21時55分49秒 | バス運転士
昨夜の終業点呼時に、今日のバスを知った私が「ゲゲッ! 嫌なモノを見ちゃったなぁ~」と言ったら、上司が「もうすぐ引退するバスだから、マニアが撮影に現れるかもよ」と言ったので、私は「まだ引退まで日数があるし、平日だし…」と抵抗したのだが、上司に「でも、営業所には“走ってますか?”って問い合わせが何件も入ってるよ」とバッサリ斬り捨てられたのだった。

今回は昼出勤… なのに、主電源オンして乗ったら、前回と同じくデジタル時計が“2A25”を表示… どうやら、寒さのせいではなかったようだ。さて、本日一本目のA駅経由B駅行きで… 12時30分頃、ある大きな交差点を左折しようとした時、横断歩道の先… 左前方にカメラを構えた男性が立っているのに気が付いた。一瞬、「手を振ってあげようかな?」とか、「右手でピースしようかな?」とか考えたけれど、普通に左折した私であった。

その折り返し便でのこと… あるバス停を発車する時に右ミラーを見た私は「ん? 背後にバイク? 普通は原付だって… いや、自転車でさえ、右車線を走って来る車と止まっているバスの間から追い抜いて行くのに… 変なバイクだなぁ~」と思った。また、次のバス停を発車する時に右ミラーを見たら、バスの右後方からバイクの人が顔を出していたので、私は「あれ? まだいたの?」と思いながら、「お待たせぇ~」とハザードランプを点滅させながら発車した。

さらに、次のバス停で止まる時に“右車線の後続車が途切れた”のを確認した私は「これで抜いて行くだろう」と思っていたのだが… 発車する時に少し右へハンドルを切ったら、右ミラーにバイクが映ったので「はぁ? なんで? マニアが動画の撮影でもしているのか!? いや、“バイク乗り=男”とは限らない! 実は女性で… 終点まで私を追い掛けて来て… ヘルメットを取ったら、峰不●子みたいな… あ、好みのタイプじゃない! イラ●ティガールみたいな… いや、人妻はいかん! だったら白鳥のジ●ンみたいな…(オマエはアニメオタクか!)」などと考えているうちにバイクは背後から消えていたのだった。あ~ぁ…

追伸 夜7時20分頃… JR某駅からの帰りにも撮られました。


ネタになるモニター採点シート

2019年02月21日 20時29分07秒 | バス運転士
先月のモニター採点シートは2枚あり、64点(そのうち印象点は6点)と44点(そのうち印象点は5点)であった。64点の印象点には「~ありました」「~ありませんでした」「~応答されました」「~快適でした」等々、特にネタになるようなことは書かれておらず… まぁ、真面目な人なんだろうとは思うけれど… ブログにとっては無意味なモニターであった。ハハハ…

しかし、44点の印象点にはいろいろとネタになることが… 否、今後の参考になることが書かれていたので嬉しかった(心にも無いことを言うなよ!)。まず、“(バス停到着時に)「ご乗車ありがとう~ ◎◎停~ お忘れ物~」と一度言われました”と書かれていた。一度って… 何度もバス停で止まっているのに一度だけ? う~む… その言葉は口癖のようになっていて、降車ボタンが押されていなくても言ってしまうことがあるくらいなのに… ま、いいんだけど。

次に、“乗客からの問い合わせには、冷たい言葉遣いだったのが気になりました”と書かれていた。この印象点に関しては“改善すべき点をモニターが具体的に書く”となっているのに、ただ“冷たい言葉遣い”と言われてもなぁ… 採点シートの乗車人員欄には“約50人”と書かれ、欄外には“A駅経由B駅行きの復路(B駅からA駅まで乗車?)”と思われる書き込みが… う~む… モニターが乗るような時間帯に50人… ということは、バスが遅れていた可能性が高く… 私は“手短に答えた”つもりだったのが、冷たい言葉遣いに聞こえたのかも… ま、いいんだけど。

さらに、“バス停到着と同時に前扉を開けてしまう傾向が見受けられます”と書かれていた。えっ!? 同時に開けちゃいけないのか… それじゃ、2時間くらい待ってから開ければいいのかなぁ~ ハハハ… ちなみに、私が入社した頃には… ある先輩運転士さんが“バス停の20~30m手前にある交差点を通過中に扉を開けていた”なんて話もあったけどね。ハハハ… その人が今となっては… ま、いいんだけど。

最後に、“右折時のスピードが速く、加速しながらだったので心配でした”と書かれていた。B駅からA駅までには4か所の右折ポイントがあるのだが… B駅を出て最初の交差点とA駅ターミナルへ入る交差点は大きくなく、矢印信号もないので“速く”走ることはできない。他の2か所は大きな交差点で、私は“右折矢印が出てから”右折するようにしている。つまり、交差点の真ん中で停止した状態から右折を開始… そう、加速しているのである。もちろん、安全確認をしながら… そんな状況で“速い”って言われてもねぇ… 来月以降もネタの提供をお願いね、モニターさん! ハハハ…




すでに高齢者の仲間入り!?

2019年02月20日 17時14分23秒 | いろいろ
今日は休日ということで、いつものように午前中はテニススクールで80分×2コマ… の予定だったのだが、1コマ目が受講生3人+コーチ1人=コート1面に4人ということで、常に動いていなければならない状態が続いた。しかも、私はバカみたいに強打を続けるのが信条なので、他の人たちよりも無駄な体力を使ってしまい早々にバテ気味… それでも飛んでくるボールを見ると、子猫のように(そんなカワイイもんかよ!)走り回って強打… それを繰り返していた。

すると、当然のことながら限界が近付いてきて… 1コマ目のレッスン終了間際には、学生時代に全身硬直で動けなくなった時の前兆が出始めたのである。まずは鼻先からシビレ(正座して足がシビレた時のような感覚)が始まり、それが顔面に広がりつつあったのだ(学生時代には、その後も無理をして軟式テニスの練習を続けて… 最終的に動けなくなってしまったのである)。ということで、2コマ目のコーチとフロントに簡単な説明をしてからテニススクールを後にした。(そうそう、もう若くないんだから…)

帰宅途中に「今日の昼食と明日の朝食を買おう」と思って某商業施設へ向かった。施設の前でハンドルを左に切って歩道を横切り、そのまま直進して立体駐車場の方へ… と、そこでビックリ! デカデカと進入禁止のマークが目に入ったからである。そこは、これまでに何度も何度も立ち寄っているところで… これまでは、歩道を横切ってから右か左へ曲がり、平面駐車場の方へ行っていたのだが… なぜか今日は直進しようとしてしまったのである。

上り坂の入口(本当は出口!)に少し突っ込んでしまったので、慌ててバック… と、そこで後ろに自転車を発見してビックリ! 「ふぅ~ 危ない、危ない」と改めてバック… と、またもや自転車を発見してビックリ! 何とか無事に平面駐車場の方へ行けたのだが… これって… 高速道路を逆走する高齢者と同じような感じ…??? ま、ま、ま… まだ気が付いたから良しとしよう! しかし、いつか… 中央分離帯の手前へ右折して逆走したり… 踏切の中で左折して線路を走ってたりしてね。ハハハ…(それは笑い事ではない!)

追伸 ちょっと前に我が家の何処かから出てきたICカードの残額を調べたところ1億え… んなはずはなく330円でした。はぁ… ま、そんなもんですよね。ハハハ…


お爺さんにお任せ!

2019年02月19日 21時12分18秒 | バス運転士
先日、☆☆駅へ向かって某駅を発車… バス停を4つほど進んだ辺りで一人のお婆さんが席を立って来たので、「まさか…」と思っていたら、案の定、「××停は、もう通り過ぎちゃった?」と言ったので、「いえ、このバスは××停を通らないんですよぉ~」と答えた。

すると、お婆さんが「じゃあ、次で降りた方がいい?」と言ったので、「いえ、××停へ行くバスが通っている道路に戻るので、このまま乗っててもらって… ちょっと歩かなきゃいけないんですけど、◆◆停で降りて乗り換えて下さい」と説明して、「◆◆停の場所などは、降りる時に説明すればいいか」と思った。

その後、席に戻ったお婆さんに一人のお爺さんが「どちらまで行かれるの?」と声を掛け、私と同じ説明をした後に「私も◆◆停で降りますから…」と言っていたので、私は「お爺さんは全て分かっている感じだし、バスを降りてからも案内してくれるみたいだし… 任せておけば安心だ」と思った。

約10分後… お爺さんとお婆さんは◆◆停で降り、一緒に××停を通るバスが走っている道路の方へ歩いて行ったのだが… まさか… お爺さんがお婆さんを言葉巧みに自宅へ誘い込んで… なんてことはないだろうなぁ~ ま、ま、それはそれで… お互いがアレしてアレすればいいんだもんね。いつまでも青春! ハハハ…(なんのこっちゃ!)