最近、Fさんの訪問に伺えなくて、
訪問したスタッフにご自分の俳句を託けて下さる。
そのまま返すのもなと・・・・
訪問に行くスタッフに返句を託けた。
「休校や教師マスクに無精髭」
「旅先にマスク溢れて流行風邪」
こども病院で働いていた時のことを思い出して、
流行風邪じゃなくて、マスクを題材に
「病みし児がマスクに脅える手術室」
3月に亡くなられた奥様のことを詠まれて、
「今一度見たきに笑顔菖蒲散る」
菖蒲は奥様がお好きだった、
亡くなられた時、ちょうど、お庭に咲いていた寒菖蒲。
私の句の菖蒲は、旅先で見つけた三寸菖蒲。
「旅先で亡き人偲び菖蒲買う」
「ぐちを聞く妻居ず侘びし冷奴」 返句「菊の花愚痴聞く我になりにけり」
仏前の菊に聞くをかけました。
この句はOKをもらいました。
時々、ジャスコで、発行の古い書籍のバーゲンがある。
その時に買った本の題名です。
この本、2004年の8月に発行され、
当時は1200円。540円で買いました。
俳句の実作の基本や鑑賞の仕方なんて、
古い新しいはないので、ラッキー!です。
この本の中から一句。
「鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし」 三橋鷹女(明治32年~昭和47年)『白骨』
鞦韆は「しゅうせん」と読み
ブランコのことで春の季語だそう・・・・・・・・初めて知りました。
それにしても「愛は奪うべし」とは激しい!
作家の有島武朗(明治11年~大正12年)も
評論で『惜しみなく愛は奪う』と言っているようです。
彼は人妻の波多野秋子と恋愛関係になり、
遺書を残して軽井沢で心中死をしている
・・・・奪った結果が・・・・・
遺書によると『愛の前には死は無力』だそう。
最近詠んだ俳句
「今生の病苦消えて春に逝く」
今月の初めにある利用者さんが亡くなられたときの句です。
この利用者さんのご主人(私の俳句の先生)の詠まれた句
「給付金もらい損ねて弥陀の裾」
奥さんが亡くなられて2~3週間たった頃の句です。
奥さんをなくされてすぐは、かなり憔悴されていましたが、
この句を読む限りでは少し立ち直られたなと・・・・・
私の句は上記に紹介した本の中の
「今生の汗が消えゆくお母さん」 古賀まり子『竪琴』
を本歌取りをしました。
季語は?と。汗が季語で夏だそう。
「屍をついばむ烏寒き朝」
通勤の時、白猫の死骸を真っ黒い烏がつっついていたのを見て
「鶯に眠り覚まされオフの朝」
「初鳴きに耳をすませる床の中」
「花散らす雨降る道を寺参り」
「自由に楽しむ俳句」
著 者:大串章
出版社:日東書院
すらすら~と句が浮かぶのは、
私ではありませんよ。
訪問時、私の俳句を添削してくれる
利用者さんのことです。
聴診器を取り出して、チェストピースが冷たいので
手でこすって温めようとしたら、
振動盤を固定してあるプラスチックの輪っかが壊れた。
絆創膏で応急処置をしていたら、一句詠んでくれました。
今朝の冷え繕い急ぎ聴診器
私が持参した句
庭先を赤黄に染めて秋深まる(我が家の紅葉で載せました)
オリオン座蒼き夜空に鎮座せし
Fさんが詠むと
庭先に虫の声絶え赤ムクゲ(本当は黄色だけど・・・)
オリオン座光捉えて夜勤径
Fさんの句
新米を研ぐや隠れの左利き
木枯らしや名手移籍とドラゴンズ
事由(わけ)知らず冬将軍と謂う言葉
何無くも我が名○○子とクリスマス
この○○子は私の名前です。
何も無くても、○○子という名前が一番のプレゼントだと・・・
私の名前を入れて詠んでくれて嬉しい!
しかし、何か現物をもらえるともっと嬉しいと、
情緒もへったくれもあったものではありません、
句をぶち壊す、KYの私です。
私ではありませんよ。
訪問時、私の俳句を添削してくれる
利用者さんのことです。
聴診器を取り出して、チェストピースが冷たいので
手でこすって温めようとしたら、
振動盤を固定してあるプラスチックの輪っかが壊れた。
絆創膏で応急処置をしていたら、一句詠んでくれました。
今朝の冷え繕い急ぎ聴診器
私が持参した句
庭先を赤黄に染めて秋深まる(我が家の紅葉で載せました)
オリオン座蒼き夜空に鎮座せし
Fさんが詠むと
庭先に虫の声絶え赤ムクゲ(本当は黄色だけど・・・)
オリオン座光捉えて夜勤径
Fさんの句
新米を研ぐや隠れの左利き
木枯らしや名手移籍とドラゴンズ
事由(わけ)知らず冬将軍と謂う言葉
何無くも我が名○○子とクリスマス
この○○子は私の名前です。
何も無くても、○○子という名前が一番のプレゼントだと・・・
私の名前を入れて詠んでくれて嬉しい!
しかし、何か現物をもらえるともっと嬉しいと、
情緒もへったくれもあったものではありません、
句をぶち壊す、KYの私です。