喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

返句

2009-05-28 | 徒然俳句・詩・短歌etc

最近、Fさんの訪問に伺えなくて、
訪問したスタッフにご自分の俳句を託けて下さる。
そのまま返すのもなと・・・・
訪問に行くスタッフに返句を託けた。

 「休校や教師マスクに無精髭
 「旅先にマスク溢れて流行風邪

こども病院で働いていた時のことを思い出して、
流行風邪じゃなくて、マスクを題材に

 「病みし児がマスクに脅える手術室

3月に亡くなられた奥様のことを詠まれて、

 「今一度見たきに笑顔菖蒲散る

菖蒲は奥様がお好きだった、
亡くなられた時、ちょうど、お庭に咲いていた寒菖蒲。

私の句の菖蒲は、旅先で見つけた三寸菖蒲。



 「旅先で亡き人偲び菖蒲買う

 「ぐちを聞く妻居ず侘びし冷奴」 返句「菊の花愚痴聞く我になりにけり

仏前の菊に聞くをかけました。
この句はOKをもらいました。




 


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忘れ物

2009-04-21 | 徒然俳句・詩・短歌etc

昨日のこと。
私に俳句を教えてくださる
利用者さんの訪問看護を終えて、事務所に戻り、
?????・・・・・何だか持ち物が少ない!
ア~ッ!訪問看護の七つ道具の入った鞄を忘れて来た!
午後から、他のスタッフが、
たまたま、その方面へ訪問に行くので、
帰りに取りに行ってもらった。

戻ってきた鞄に、1枚の紙切れが忍ばせてあった。
開いてみると、



こんな句が・・・・
思わず、笑みがこぼれました。

たまに、小物は忘れることがあるけど、
鞄ごと忘れたのは初めて!

用心!用心!
うっかりは大事に至るぞ!

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自由に楽しむ俳句

2009-03-28 | 徒然俳句・詩・短歌etc

時々、ジャスコで、発行の古い書籍のバーゲンがある。
その時に買った本の題名です。



この本、2004年の8月に発行され、
当時は1200円。540円で買いました。
俳句の実作の基本や鑑賞の仕方なんて、
古い新しいはないので、ラッキー!です。

この本の中から一句。
鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし」 三橋鷹女(明治32年~昭和47年)『白骨』
鞦韆は「しゅうせん」と読み
ブランコのことで春の季語だそう・・・・・・・・初めて知りました。
それにしても「愛は奪うべし」とは激しい!
作家の有島武朗(明治11年~大正12年)も
評論で『惜しみなく愛は奪う』と言っているようです。
彼は人妻の波多野秋子と恋愛関係になり、
遺書を残して軽井沢で心中死をしている
・・・・奪った結果が・・・・・
遺書によると『愛の前には死は無力』だそう。

最近詠んだ俳句
今生の病苦消えて春に逝く
今月の初めにある利用者さんが亡くなられたときの句です。
この利用者さんのご主人(私の俳句の先生)の詠まれた句
給付金もらい損ねて弥陀の裾
奥さんが亡くなられて2~3週間たった頃の句です。
奥さんをなくされてすぐは、かなり憔悴されていましたが、
この句を読む限りでは少し立ち直られたなと・・・・・
私の句は上記に紹介した本の中の
今生の汗が消えゆくお母さん」 古賀まり子『竪琴』
を本歌取りをしました。
季語は?と。汗が季語で夏だそう。

屍をついばむ烏寒き朝
通勤の時、白猫の死骸を真っ黒い烏がつっついていたのを見て
鶯に眠り覚まされオフの朝
初鳴きに耳をすませる床の中
花散らす雨降る道を寺参り



「自由に楽しむ俳句」
著  者:大串章
出版社:日東書院



 

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寒菖蒲

2009-02-27 | 徒然俳句・詩・短歌etc

 主病みて けなげに咲きし 寒菖蒲







この花が好きだという、庭の主、病の床に伏して、
この花を愛でることも叶わない。

しばらくお見舞いに行ってないので、
この寒菖蒲の写真を持って、近々、お見舞いに行こうと思う。

  
 




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すらすら~と句が浮かぶ

2008-11-28 | 徒然俳句・詩・短歌etc
すらすら~と句が浮かぶのは、
私ではありませんよ。
訪問時、私の俳句を添削してくれる
利用者さんのことです。

聴診器を取り出して、チェストピースが冷たいので
手でこすって温めようとしたら、
振動盤を固定してあるプラスチックの輪っかが壊れた。
絆創膏で応急処置をしていたら、一句詠んでくれました。

 今朝の冷え繕い急ぎ聴診器

私が持参した句
 
 庭先を赤黄に染めて秋深まる(我が家の紅葉で載せました)
 オリオン座蒼き夜空に鎮座せし

Fさんが詠むと

 庭先に虫の声絶え赤ムクゲ(本当は黄色だけど・・・)
 オリオン座光捉えて夜勤径

Fさんの句

 新米を研ぐや隠れの左利き
 木枯らしや名手移籍とドラゴンズ
 事由(わけ)知らず冬将軍と謂う言葉
 何無くも我が名○○子とクリスマス

この○○子は私の名前です。
何も無くても、○○子という名前が一番のプレゼントだと・・・

私の名前を入れて詠んでくれて嬉しい!
しかし、何か現物をもらえるともっと嬉しいと、
情緒もへったくれもあったものではありません、
句をぶち壊す、KYの私です。

 
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